本手順はご利用されているオーケストレータ基盤により操作もしくは対応が異なります。
※ご利用している基盤が新旧のどちらかを確認する方法は以下のマニュアルをご確認ください。
利用しているオーケストレータ基盤の確認方法を教えてください
提供機能
・ネットワークの作成
- 割り当てIPアドレス帯の設定(インターネットブレイクアウトをご利用の場合)
・LANポートの設定
ネットワークの作成
LANポートを設定する場合、事前に「ネットワーク」定義を設定する必要があります。
すでに作成済みのネットワーク定義の設定があればそちらを活用ください。
- TOP画面 > ネットワーク > テナント選択 > ネットワーク作成
設定項目の設定値は以下となります。
項目 | 値 |
ネットワーク名 | 新たに作成する「ネットワーク」定義の名称を入力 |
メモ | 備考欄としてテキストを入力 最大60文字まで入力可能です。 |
「ネットワーク」定義は、1テナントあたり60個まで作成可能です。
割り当てIPアドレス帯の設定(インターネットブレイクアウトをご利用の場合)
※本手順はオーケストレーター#1~#4をご利用のお客様に限ります。
※オーケストレーター#5をご利用のお客様は割り当てIPアドレス帯のご指定は不要です。
- インターネットブレイクアウトの設定を行うには、利用する「ネットワーク」定義に「割り当てIPアドレス帯」を設定します。
- 「割り当てIPアドレス帯」は、ネットワーク定義を設定する全てのエッジ装置のブレイクアウトの内部処理用のサブネットとして自動的に利用します。1拠点に使用するエッジ装置のブレイクアウトの内部処理用のサブネットは、/30のサブネットとして4つのIPアドレス(例. 192.168.1.0/30 の場合、4つのIPアドレス(192.168.1.0, 192.168.1.1, 192.168.1.3, 192.168.1.4))が必要となります。ご利用する拠点数×4つのIPアドレス数を確保した1つサブネット範囲を「割り当てIPアドレス帯」に指定ください。
- 「割り当てIPアドレス帯」は、お客様の全てのLAN側IPアドレスと重複しない(現在お客様ネットワークで利用していない)サブネットを指定ください。重複した場合の動作はサポート外です。
- 「割り当てIPアドレス帯」に設定するサブネット範囲と、拠点数の関係は下表のとおりです。必ずお客様拠点数よりブレイクアウト設定上限 拠点数が多くなるように「割り当てIPアドレス」を設定して下さい。
- 「割り当てIPアドレス帯」は、少なくとも/24よりも広い範囲のNWセグメントでの指定が必要です。
凡例 | お客様拠点数 | 割り当てIPアドレス帯 | ブレイクアウト設定上限 拠点数 |
1 | 5 | 192.168.1.0/24 ※最小/24のため |
ブレイクアウト設定上限 8拠点 <32個(/27のIPアドレス)÷4個(/30のIPアドレス)=8拠点分> |
2 | 10 | 192.168.1.0/24 ※最小/24のため |
ブレイクアウト設定上限 16拠点 <64個(/26のIPアドレス)÷4個(/30のIPアドレス)=16拠点分> |
3 | 50 | 192.168.1.0/24 |
ブレイクアウト設定上限 64拠点 <256個(/24のIPアドレス)÷4個(/30のIPアドレス)=64拠点分> |
4 | 100 | 192.168.0.0/23 |
ブレイクアウト設定上限 128拠点 <512個(/28のIPアドレス)÷4個(/30のIPアドレス)=128拠点分> |
5 | 200(最大) | 192.168.0.0/22 |
ブレイクアウト設定上限 200拠点(拠点数上限のため) <1024個(/22のIPアドレス)÷4個(/30のIPアドレス)=256拠点分> |
※上表の凡例では「192.168.1.0」のIPアドレスを利用しましたが、実際の割り当てIPアドレス帯は、お客様の全てのLAN側IPアドレスと重複しない(現在お客様ネットワークで利用していない)サブネットを指定ください。
- TOP画面 > ネットワーク > ネットワーク一覧 > 作成したネットワーク名をクリック > 割り当てIPアドレス帯 追加 をクリック
設定項目の設定値は以下となります。
項目 | 内容 | |
割り当てIPアドレス帯 | サブネットを/1~/24の範囲で指定ください。 | |
種別 |
service |
パラメータ値
割り当てIPアドレス帯
設定値:サブネット
そのテナントで利用する全拠点のブレイクアウト内部処理用のサブネットを指定します。
例:192.168.1.0/24
種別
設定値:service
ここは変更不要です。Serviceのまま設定下さい。
LANポートの設定
「WANポート、LANポートの設定変更」は、拠点登録を実施後、
「エッジ装置の配送開始後」または「オンサイト工事の3営業日程度前」より拠点一覧に対象の拠点が追加され可能となります。
- TOP画面 > 拠点 > テナント選択 > 対象テナントを選択 > 対象拠点名を選択 > LANポート画面[LAN-I/Fの編集ボタン] > [Port作成]
設定項目の設定値は以下となります。
項目 | 値 |
ネットワーク選択 | 所属するネットワークを指定します。 |
インターネットブレイクアウトポリシー | 作成したインターネットブレイクアウトポリシーを指定します。 |
LANネットワークアドレス / サブネットマスク | 利用ネットワークアドレス サブネットマスクを含めて入力 |
LANネットワークのサブネットマスク値 | 利用ネットワークのサブネットマスクの値を入力 |
LANインターフェースのプライマリIPアドレス | エッジ装置のLAN側 I / FのIPアドレスを入力 |
LANインターフェースのセカンダリIPアドレス(VRRP有効時に指定します。) | VRRP有効時に指定します。 |
パラメータ値
LAN-IPアドレスはお客さまにより自由に設定いただくことができます。
利用できるクラス帯はクラスA、クラスB、クラスCのプライベートIPアドレスおよびお客さまが正規に申請されたグローバルIPアドレスです。
非正規のローカルアドレスをご利用いただくことはできません。
ネットワーク選択
設定値:[ネットワーク定義]
エッジ装置が通信を行うネットワーク定義を指定します。
このネットワーク定義が異なるエッジ装置間での通信は行えません。
インターネットブレイクアウトポリシー
設定値:[インターネットブレイクアウトポリシー定義]
インターネットブレイクアウトポリシーで定義したポリシーを適用します。インターネットブレイクアウトポリシーの定義は「コントロールパネルマニュアル(オーバーレイタイプ):ファイアウォール / インターネットブレイクアウト 」を参照してください。
LANネットワークアドレス/サブネットマスク
設定値:LAN-I / Fで利用するIPアドレスのテキスト
クラスA、クラスB、クラスCのプライベートIPアドレスおよびお客さまが正規に申請されたグローバルIPアドレスのみ指定が可能となります。入力値としてその他の値も入力可能ですが、動作保証はしません。
例:192.168.100.0/24
LANネットワークのサブネットマスク値
設定値:LAN-I / Fで利用するネットワークアドレスのサブネットマスクのテキスト
LAN側で利用するネットワークアドレスのサブネットマスクを指定して入力します。
例:24
LANインターフェースのプライマリIPアドレス
設定値:LAN-I / Fで利用するIPアドレスのテキスト
[LANネットワークアドレス/サブネットマスク]で指定したネットワークセグメントから1つのアドレスを指定して入力します。このアドレスがエッジ装置のLAN-I/FのIPアドレスとして設定されます。
ホットスタンバイ構成の場合、Primary側のIPアドレスとして設定されます。
例:192.168.100.1
LANインターフェースのセカンダリIPアドレス
設定値:LAN I / Fで利用するIPアドレスのテキスト
シングル構成及びコールドスタンバイ構成時には利用しません。
ホットスタンバイ構成のSecondary側のIPアドレスとして設定されます。
例:192.168.100.2
留意事項
LANポートの設定がない状態ではWANポートに回線を接続してもDプレーントンネルの確立はされません。
LANポートに設定があれば、LANポートのリンクがUPしていなくてもDプレーントンネルの確立はされます。
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