[目次]
・サービス概要
・提供メニューと、機能概要
・用語
・CloudWAN オーバーレイタイプと、OCN光 IPoEインターネット接続との組み合わせ
-OCN光 IPoEお申し込み時のご留意点
-組み合わせが有効なOCN光 IPoEサービスの種類
・IPoE対応ルーター
・DNSサーバ
・故障、メンテナンス
・品質保証(SLA)
OCN光 IPoEサービスは、NTTコミュニケーションズが提供するインターネットサービスです。
お客様ご自身にて、ご用意いただく必要がございます。
CloudWANコントロールパネルからお申込みいただくことはできません。
詳細につきましては、対象サービスのWebサイトをご参照ください。
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OCN光 IPoEサービス 標準プラン
https://www.ntt.com/business/services/network/internet-connect/ocn-business/ftth/ipoe.html -
OCN光 IPoEサービス ワイドプラン
https://www.ntt.com/business/services/network/internet-connect/ocn-business/ftth/ipoe_w.html
Master'sONE CloudWAN オーバーレイタイプと、OCN光 IPoEサービスとの組み合わせにより、IPv6ネットワークにエッジ装置間でIPv6 Dプレーントンネルを確立させ、そのトンネル内をIPv4通信が流れることにより、低遅延なエッジ装置間の通信をご利用いただくことができます。
低遅延なIPoEインターネット回線にて、ローカルブレイクアウトやSD-WAN機能を併用できます。
用語
Cプレーントンネル / Dプレーントンネル |
以下のマニュアルを参照ください。 |
インターネットブレイクアウト / ローカルブレイクアウト / リモートブレイクアウト |
以下のマニュアルを参照ください。 |
ハイブリッドWAN |
以下のマニュアルを参照ください。 |
DNSサーバ |
お客様端末がインターネットと通信するための名前解決を行うサーバです。 通信キャリアが提供する場合や、お客様ご自身で社内サーバの名前解決も |
CloudWAN オーバーレイタイプと、OCN光 IPoEとの組み合わせ
設定方法については、以下のマニュアルを参照ください。
コントロールパネル(オーバーレイタイプ):インターネットバンドル(InfoSphere IPoEインターネットサービス 動的IPコース 標準プラン/ポート拡張プラン
- エッジ装置間(以下、拠点間と呼ぶ)にて、Dプレーントンネルは、「IPv4トンネル」と「IPv6トンネル」の2種類を確立します。
- 拠点間の通信ではIPv6トンネルを優先的に使用させるために、ハイブリッドWAN機能に設定が必要です。
ハイブリッドWAN機能を設定していない場合は、IPv4トンネルとIPv6トンネルの両者をロードバランスして使用します。 - Dプレーントンネルが確立される経路
- IPv6トンネル: 対向となる拠点が同地域か別地域かによって経路が異なります。
- IPv4トンネル: 対向拠点のエリアによらず、IPv4インターネットを経由します。
- IPv4またはIPv6 Dプレーンンネルの障害による通信断が発生した場合の動きは以下の通りです。
IPv4 Dプレーントンネルが 切断されたとき |
拠点間の通信では継続してIPv6トンネルを使用し、 障害回復後もIPv6トンネルを使用します。 |
IPv6 Dプレーントンネルが 切断されたとき |
拠点間の通信は自動的にIPv4トンネルの使用に切り替わり、 障害回復後は自動的にIPv6トンネルに切り戻ります。 |
- インターネットブレイクアウトは、お客様自身が設定されたインターネットブレイクアウトポリシーをもとに、特定のトラフィックがIPv4インターネットへローカルブレイクアウト、リモートブレイクアウトします。
ローカルブレイクアウトは、「フレッツ」網(NGN網)からISP網内終端装置を経由し、IPv4インターネットへ通信します。
リモートブレイクアウトは、デフォルトルート経路(0.0.0.0/0)を持つ拠点のLAN側のIPv4インターネットへ通信します。 - エッジ装置配下のお客様端末からは、IPv6インターネットのご利用はできません。
通信条件・制約
- CloudWANオーバーレイタイプとOCN光 IPoEサービスの組み合わせ拠点と、CloudWANオーバーレイタイプとその他インターネット回線の組み合わせ拠点とは、同一テナント/ネットワークでの併用が可能です。
- セキュアパッケージタイプとの併用でご利用いただくことはできません。
- エッジ装置のDNSの問い合わせ先は、エッジ装置上位のOCN光 IPoEサービス IPoE対応ルータ宛です。
留意事項
- ハイブリッドWANポリシーとインターネットブレイクアウトポリシーの設定については以下のマニュアルを参照ください。デフォルトルート拠点ありとなしでポリシーの入れ方が異なるため、ご注意ください。
- セキュアパッケージタイプとは異なり、CloudWAN オーバーレイタイプは閉域網ではございません。
異なるリージョン間のDプレーントンネル内の拠点間通信はDTLSで暗号化されていますが、IPv6インターネットを通過いたします。 - IPv4インターネット通信が切断された場合はCプレーントンネル断となり、IPv6通信が可能であってもDプレーントンネルを利用した通信が48時間後に切断されます。
OCN光 IPoEお申し込み時のご留意点
組み合わせが有効なOCN光 IPoEサービスの種類
弊社にて独自の試験を行い、以下のOCN光 IPoEサービスとの組み合わせにより、NGN折り返し機能をご利用いただくことが可能であることを確認しております。
その他OCNサービスの場合、NGN折り返し機能をご利用いただくことはできません。
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OCN光 IPoEサービス 標準プラン
https://www.ntt.com/business/services/network/internet-connect/ocn-business/ftth/ipoe.html -
OCN光 IPoEサービス ワイドプラン
https://www.ntt.com/business/services/network/internet-connect/ocn-business/ftth/ipoe_w.html
IPoE対応ルーター
- OCN光 IPoEサービスをご利用される場合、「フレッツ」または光コラボレーション回線のONU配下に、IPoE対応ルーターを接続いただきます。
- IPoE対応ルータ配下にエッジ装置を接続いただくにあたって、特定の設定を行う必要になることがあります。
ルータ機種 | CloudWAN オーバーレイタイプとの組み合わせに必要な設定 |
IPoE対応ルーター01 |
設定不要。 IPoE対応ルータ01は、出荷状態のまま特に設定変更不要です。 |
IPoE対応ルーター02 | お申込書(IPoE対応ルータ02設定調書)にて所定の設定が必要。 |
IPoE対応ルータ02 推奨設定内容
設定項目 |
設定内容 |
お申込み種別 > お申込み種別 |
新規お申込み |
インターフェース設定 > LAN 側IPアドレス |
お客様任意のIPアドレス、サブネットマスク(例:10.1.1.254/24) ・/24より広いアドレス範囲を推奨。 |
DHCPサーバ設定 > DHCPサーバ機能の利用有無 | 有(利用する) |
DHCPサーバ設定 > IPアドレスレンジ | お客様任意のIPアドレス範囲(例:10.1.1.101~10.1.1.200) |
DHCPサーバ設定 > ドメインネーム | ※記入しない |
DHCPサーバ設定 > DNSアドレス配布方法 | 標準(OCNのDNS指定) |
DHCPサーバ設定 > プライマリDNS | 202.234.232.6 ※自動入力 |
DHCPサーバ設定 > セカンダリDNS | 221.113.139.250 ※自動入力 |
DHCPサーバ設定 > プライマリWINS | ※記入しない |
DHCPサーバ設定 > セカンダリWINS | ※記入しない |
配下(複数)ネットワーク設定 |
無(利用しない) |
IPv4パケットフィルタ設定 > IPv4パケットフィルタ設定有無 |
有(利用する) |
IPv4パケットフィルタ設定 > 【OUT方向設定】 |
自動入力 ・お申込み種別:新規お申込み、IPv4パケットフィルタ設定有無:有(利用する)の場合に自動入力されます |
IPv4パケットフィルタ設定 > 【IN方向設定】 |
※記入しない |
ポートフォワード設定 > ポートフォワード設定有無 |
無(利用しない) |
LANv6通信 > LANv6通信利用有無 |
利用する(自動付与(RA+DHCPv6-IR方式)) |
IPv6パケットフィルタ設定 > パケットフィルタリングプラン |
ベーシックプラン |
DNSサーバ
Master'sONE CloudWAN オーバーレイタイプと、OCN光 IPoEの組み合わせ時には、お客様LAN側環境に、以下のDNSサーバを設定することを推奨いたします。
インターネットへの出口 (インターネットブレイクアウト) |
DNSセキュリティの ご利用有無 |
お客様社内DNSサーバの |
設定を推奨するDNSサーバ |
・全てのインターネット通信: |
あり | あり |
お客様社内DNSサーバを設定 お客様ホスト端末へローミングクライアントインストール |
無し |
DNSセキュリティ DNSサーバを設定 お客様ホスト端末へエージェントソフトウェアインストール |
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無し | あり |
お客様社内DNSサーバを設定
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無し |
OCN光 IPoEが提供するDNSサーバを設定
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・一部のインターネット通信: ・その他のインターネット通信: |
あり | あり |
お客様社内DNSサーバを設定
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無し |
DNSセキュリティ DNSサーバを設定 お客様ホスト端末へエージェントソフトウェアインストール |
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無し | あり |
お客様社内DNSサーバを設定
|
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無し |
OCN光 IPoEが提供するDNSサーバを設定
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故障、メンテナンス、お問い合わせ先
OCN光 IPoEの故障、メンテナンスについては、OCN光 IPoEの故障、メンテナンス情報を参照ください。
お問い合わせにつきましても、OCN光 IPoEの窓口へお問い合わせください。
品質保証(SLA)
OCN光 IPoEはベストエフォート型サービスとなるため、品質保証(SLA)は設けておりません。よって品質保証に基づく減額や返還は実施しません。
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