[目次]
・センドバック(コールドスタンバイ)(オーバーレイタイプ)
・接続構成
・設定パラメータ
・故障時のコールドスタンバイ機への切り替え
・留意事項
センドバック(コールドスタンバイ)(オーバーレイタイプ)
拠点に設置するエッジ装置に、故障交換用のコールドスタンバイ機を併せて設置する構成です。
稼働しているエッジ装置が故障した際に、コールドスタンバイ機に交換していただくことにより、故障による通信断時間の短縮および故障交換が完了するまでの継続した通信断を回避することが出来ます。
- コールドスタンバイ構成は、スモールエッジ装置のみご利用可能です。
ミドルエッジ装置ではご提供しておりません。 - コールドスタンバイ構成の場合、工事条件はDIY工事のみご提供いたします。
オンサイト工事をご選択いただくことはできません。 - コールドスタンバイ構成の場合、保守条件は先出しセンドバック保守のみご提供いたします。
オンサイト保守をご選択いただくことはできません。 - 保守プランの変更により「コールドスタンバイ」へ変更することはできません。
新規開通時のみ選択することができます。
接続構成
- お客さまの拠点宅内にエッジ装置を2台設置します。
- 稼働させる1台のエッジ装置に回線を接続する構成となります。
設定パラメータ
- 2台のエッジ装置のうち、稼働機とコールドスタンバイ機の選択は、「エッジ装置の選択」で明示的にシリアル番号を指定します。
故障時のコールドスタンバイ機への切り替え
- 詳細な手順につきましては以下のページを参照ください。
-
コントロールパネル:故障交換の流れ オーバーレイ・コールドスタンバイ:センドバック保守
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- コールドスタンバイ機への切り替え時には、現地での筐体の交換と、コントロールパネルでの操作が必要となります。
- エッジ装置の故障の際に、お客さまにて稼働機の「エッジ装置の選択解除」、コールドスタンバイ機の「エッジ装置の選択」を行っていただきます。
その後、コールドスタンバイ機への電源ケーブルの接続、LANケーブルの差し替えを行っていただくことで通信を復旧することができます。 - シリアル番号は、エッジ装置筐体の底面シールに記載がございます。
- オーケストレーターとのCプレーントンネルの確立完了後、各拠点のエッジ装置のDプレーントンネル接続を確立しますが、順次確立していくため時間差があります。
- オーケストレーターから取得・表示可能な情報には約1分程度のタイムラグがあります。そのため、実際にDプレーントンネルが確立され、通信ができるようになった場合でも、オーケストレーターから取得する情報としてはトンネル数が「0」と表示されることがあります。
- 故障機自体の交換、および新たに配備するコールドスタンバイ機の手配は、コントロールパネルより故障交換をお申込みください。
- 代替機が2台配送されますので、故障したエッジ装置、および切り替えたコールドスタンバイ機をどちらとも交換してください。
留意事項
- 本サービスでは、エッジ装置のファームウェアバージョンは機能拡充に伴い順次更新されてます。
コールドスタンバイ機は常時回線に接続しておりませんので、故障時の回線差し替え時にファームウェア更新が必要となります。 - 最新ファームウェアダウンロードには回線速度により異なりますが、フレッツ光回線の場合、10分~15分程度要します(最新ファームウェアは約900MB)
- フレッツADSL等の低速回線の場合にはファームウェアダウンロードに1時間程度の時間を要する場合もございます。
- コールドスタンバイ機は、出荷状態のまま大切に保管ください。
「ZTP(ゼロ・タッチ・プロビジョニング)」を実行したエッジ装置には、その時の最新ファームウェアがダウンロードされます。工場出荷状態のファームウェアから変更された場合には、以後ZTPが正常に動作しない場合がございます。- 故障交換により、代替機へ取り換えください。
- 将来的に、工場出荷状態のファームウェアが変更となる場合がございます。
その際には、お客様宅内で稼働中のエッジ装置、および現地に配備いただきますコールドスタンバイ機を交換させていただきます。
変更時には事前にご案内させていただきますので、コントロールパネルより「故障交換」をお申込みください。代替機が2台お手元に届きますので、ご利用中の稼働機、コールドスタンバイ機と交換ください。- 2カ月以内に代替機への交換を実施されない場合には、損害金が発生いたします。
- コールドスタンバイ機は、お申込みいただいた拠点でのみご利用可能です。
ご契約中のその他拠点ではご利用いただくことはできません。
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