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【Tips】オーバレイタイプとArcstar Sｍart PBX連携

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NTTPC
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[目次]
・概要
・連携サポートする機能一覧
・サポートする構成例
　－1. トラフィッククラスで指定する「SmartPBX」のみブレイクアウトさせる構成
　　＝構成例
　　＝設定例
　　＝留意事項
　－2. 全てのトラフィックをブレイクアウトする構成
　　＝構成例
　　＝設定例
　　＝留意事項

概要

CloudWANオーバレイタイプは、Master‘sONE ビジネスインターネット接続サービスを経由したArcstarSmartPBX※1との連携が可能となります。PBXやビジネスホンのクラウド化により、設備・保守コストを削減。スマートフォンやPCなど多様なデバイスで、ロケーションを問わず無料で内線電話を利用できます。また、本機能は、CloudWAN オーバレイタイプ ISPバンドルであるInfoSphereIPoEインターネットサービスと併用してご利用頂くことも可能です。

※1：NTTコミュニケーションズ社が提供する音声サービスとなります。NTTコミュニケーションズ社へのお申込・ご契約が別途必要となります。

 

連携サポートする機能一覧

SmartPBXとNTTPC社のCloudWANオーバレイタイプとの対応一覧は下表を参照ください。

　分類 　機能概要

　PBX
　レス型 　※2

　既設
　PBX
　利用型 　※3

　内線基本機能​

　内線サーバー配下で動作する内線番号を提供し、
　グループ内の内線通話を可能とする。
　発IDは内線番号を通知​

 ○ ×

　外線接続機能​

　内線と外線サービスを接続し、外線通話を可能とする。
　発IDは外線接続した外線番号を通知​

 ○
※1		 ×

　PBX

　​機能​

　グループ着信　
　機能​

 　順次

　代表番号着信時にグルーピングした空き番号を選択して
　着信させる​

 ○ ×
　一斉 　代表番号着信時に代表グループ内の全番号を呼び出す​ ○ ×
　コール
　ピックアップ		 　同一グループ内で呼出し中の呼を自端末でピックアップする​ ○ ×

　転送機能​

　保留転送

 　接続中の呼を保留した後、指定先へ転送​ ○ ×

　ブラインド転送

 　接続中の呼を保留することなく指定先へ転送​ ○ ×

　無応答転送​

 　応答しない端末に対しての呼を指定先へ転送​ ○ ×

　話中転送​

 　応答しない端末に対しての呼を指定先へ転送​ ○ ×

　無条件転送​

 　予め指定した着信先へ無条件で転送​ ○ ×

　圏外転送​

　クラウド上のSmart PBXサーバーへのお客さま内線番号の
　未登録（電源断含む）の場合に、指定先へ転送​

 ○ ×

　シングルナンバーリーチ機能​

 　１つの内線番号への着信時に複数の端末を鳴動させ
　一定時間経過し、応答しない場合、自動的に留守番電話へ接続		 ○ ×

　留守番録音​

　留守番録音

 　不在時の留守電録音やグループ内の伝言録音を可能とする機能​ ○ ×

　番号管理​
　/制御機能​

　拠点番号
　ルーチング

 　VoIP-GW＋PBX形態時、内線拠点番号の管理のみで接続する機能​

×

(対象外)

 ×

　発信規制

 　番号単位発信規制（ブラックリスト/内線番号単位）​ ○ ×

　Web設定機能​

 　Webによりユーザー自身が各種設定を行う機能​ ○ ×

　通話ログ​

 　Web上で、内線サーバーで呼処理した通話のログを
　確認できる機能​		 ○ ×

　トラフィック収集機能​

　Web上で、利用チャネル数を確認できる機能​

 ○ ×

※1：IPVoice(光電話)＋転送GWの組合せは、ご利用頂けません（外→内への通信はNTTPC社のサービス仕様外）
※2：本利用は、CloudWAN オーバレイタイプとインターネットのご利用を前提としており、UniversalONEでの利用はできません。
※3：Voice-GW(既設PBX利用型)は、現時点では未サポートとなります。

 

サポートする構成例

  1. トラフィッククラスで指定する「SmartPBX」のみブレイクアウトさせる構成
  2. 全てのトラフィックをブレイクアウトする構成

 

1. トラフィッククラスで指定する「SmartPBX」のみブレイクアウトさせる構成

  • 各エッジ装置の拠点間通信はオーバレイトンネル経由で通信
  • デフォルトルート拠点には、LANポートでStaticルート（0.0.0.0/0)を設定
  • SmartPBXのドメインやIPアドレスのリストで指定した通信のみをブレイクアウト
  • SmartPBXのドメインやIPアドレスのリストで指定していない通信はデフォルトルート拠点経由で通信

mceclip1.png

構成例

  • サービス①：Master'sONE CloudWAN オーバレイタイプ

  • サービス②：Arcstar Smart PBX

    • スマートフォン（SmartPBXアプリをインストール）
    • ソフトフォン（SmartPBXアプリをインストール）
    • IP電話

  • サービス③：Arcstar IP Voice （Smart PBX）　※外線用

設定例

  • デフォルトルート拠点にはエッジ装置のLANポートに「0.0.0.0/0」のStaticルートを設定して下さい。Staticルートの設定方法はこちらをご確認下さい。 
  • ブレイクアウトポリシーを作成します。トラフィッククラスで作成した「SmartPBX」を「local」に、「__default__」を「remote」に、指定してポリシーを作成してください。作成したポリシーは、各拠点のLANポートにブレイクアウトポリシーとして設定して下さい。設定方法はこちらをご確認下さい。
      設定内容 remote
    （センター側）    		 local
    （拠点側）

     設定例

    特定の通信(SmartPBX)のみ、各拠点から直接インターネットに通信

     その他通信は、センター側のデフォルトルートに則り通信

    		   __default__

     以下のアプリケーションを含むトラフィッククラス

    • 「Smart-PBX-01」
    • 「Smart-PBX-02」
    • 「Smart-PBX-03」

留意事項

  • 本内容は2021年07月時点の結果となります。
  • ArcstarSmartPBXサービスは、NTTコミュニケーションズ社にて別途ご契約ください。
  • ArcstarSmartPBXサービスとCloudWANの組み合わせは、CloudWANのアンダーレイ（回線）がインターネットのみサポートします。なお、InfoSphere IPoEインターネットサービスのご利用も可能です。
  • 新規ご利用の場合、事前にSmartPBXの動作確認を実施頂くことを推奨します。
  • 既存ご利用中の場合、SmartPBXをブレイクアウトした際にうまくSmartPBX通信が出来ない場合には、ブレイクアウト設定をOFFしてください。
  • SmartPBXについて、弊社のサポートサイトでは以下の対応を行います。
    • ブレイクアウト設定例のご案内
    • ブレイクアウト動作状況の確認
    • SmartPBX通信がうまくいかない場合のブレイクアウトoffの設定方法のご案内
    • SmartPBXの操作方法、及び故障・メンテナンス時の窓口へのご案内
  • SmartPBXの故障やメンテナンス時の通知や問合せ対応は、弊社では実施致しません。
    お客様にてNTTコミュニケーションズ社が別途指定する連絡方法および連絡先に確認をしてください。
  • ブレイクアウト対象以外は、全てデフォルトルート拠点経由での通信を行います。
  • プッシュ着信（https8443）やその他通信（DNS53、http80、https443)は、弊社が設定したSmartPBXのドメインやIPアドレスのアプリケーション対象外となり、デフォルトルート拠点経由での通信となります。
  • デフォルトルート拠点の障害時は、SmartPBXのアプリやIP電話の名前解決が出来なくなり、圏外になります。また、デフォルトルート拠点経由での通信も行えなくなります。
  • 弊社では、提供機能-オーバーレイタイプ-トラフィッククラス-カスタムトラフィックで記載したSmartPBXのドメイン及びIPアドレスを正しくブレイクアウトする動作の品質を担保します。但し、SmartPBXのサービス品質については、回線品質やSIPサーバのパフォーマンス、距離遅延に大きく影響しますため、弊社ではサポート外となります。
  • IPVoice(光電話)＋転送GWの組み合わせは、利用不可となります。
  • Voice-GW(既設PBX利用型)は、現時点では未サポートとなります。
  • 上記に記載のないサービスや製品の連携などのサポートについては弊社対応範囲外となります。

 

2. 全てのトラフィックをブレイクアウトする構成

  • 各エッジ装置の拠点間通信はオーバレイトンネル経由で通信
  • インターネット向け通信は、すべてブレイクアウトして拠点から直接通信
    • SmartPBX向け通信もこのブレイクアウトに含まれます。

mceclip2.png

構成例

  • サービス①：Master'sONE CloudWAN オーバレイタイプ

  • サービス②：Arcstar Smart PBX

    • スマートフォン（SmartPBXアプリをインストール）
    • ソフトフォン（SmartPBXアプリをインストール）
    • IP電話

  • サービス③：Arcstar IP Voice （Smart PBX）　※外線用

設定例

  • ブレイクアウトポリシーを作成します。トラフィッククラスで作成した「__default__」を「local」に、指定してポリシーを作成してください。作成したポリシーは、各拠点のLANポートにブレイクアウトポリシーとして設定して下さい。設定方法はこちらをご確認下さい。
  設定内容 remote
（センター側）		 local
（拠点側）
 設定例  従来のインターネットVPNのように、拠点間通信以外は、各拠点から直接インターネットへ通信  設定なし  __default__

 

留意事項

  • 本内容は2021年07月時点の結果となります。
  • ArcstarSmartPBXサービスは、NTTコミュニケーションズ社にて別途ご契約ください。
  • ArcstarSmartPBXサービスとCloudWANの組み合わせは、CloudWANのアンダーレイ（回線）がインターネットのみサポートします。なお、InfoSphere IPoEインターネットサービスのご利用も可能です。
  • 新規ご利用の場合、事前にSmartPBXの動作確認を実施頂くことを推奨します。
  • 既存ご利用中の場合、SmartPBXをブレイクアウトした際にうまくSmartPBX通信が出来ない場合には、ブレイクアウト設定をOFFしてください。
  • SmartPBXについて、弊社のサポートサイトでは以下の対応を行います。
    • ブレイクアウト設定例のご案内
    • ブレイクアウト動作状況の確認
    • SmartPBX通信がうまくいかない場合のブレイクアウトoffの設定方法のご案内
    • SmartPBXの操作方法、及び故障・メンテナンス時の窓口へのご案内
  • SmartPBXの故障やメンテナンス時の通知や問合せ対応は、弊社では実施致しません。
    お客様にてNTTコミュニケーションズ社が別途指定する連絡方法および連絡先に確認をしてください。
  • 弊社では、「__default__」が正しくブレイクアウトする動作の品質を担保します。但し、SmartPBXのサービス品質については、回線品質やSIPサーバのパフォーマンス、距離遅延に大きく影響しますため、弊社ではサポート外となります。
  • IPVoice(光電話)＋転送GWの組み合わせは、利用不可となります。
  • Voice-GW(既設PBX利用型)は、現時点では未サポートとなります。
  • 上記に記載のないサービスや製品の連携などのサポートについては弊社対応範囲外となります。

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