[目次]
・サービス概要
・提供メニューと、機能概要
・用語
・CloudWAN オーバーレイタイプと、InfoSphere IPoEインターネット接続との組み合わせ
・利用規約
・アクセス回線と、ホームゲートウェイ
-対応するアクセス回線の種類
=「アクセス回線:回線お客様手配」時に、ご利用可能なアクセス回線
=「アクセス回線:ファイバーラインバンドル」時に提供するアクセス回線
・対応するホームゲートウェイ機種
-DS-Liteアプリ(ホームゲートウェイ内)
-ホームゲートウェイへの、DS-Liteアプリのインストール方法
・IPアドレス
-IPv6グローバルアドレス
-IPv4グローバルアドレス
・ポート数
・MTU
・DNSサーバ
・通信品質
-通信制御
・故障、メンテナンス
・品質保証(SLA)
サービス概要
-
インターネット接続サービス
- 本サービスはMaster'sONE CloudWAN オーバーレイタイプをお申し込みのお客様向けに、アンダーレイとしてご利用いただくための、フレッツ光回線及び光コラボレーション回線に対応した、IPv6およびIPv4インターネット接続サービスです。
- IPoE方式のIPv6通信を使用し、IPv4アドレスで通信するインターネット接続サービスを提供します。IPoE接続(IPv6通信)、およびIPv6によりトンネリングされたIPv4通信は当社のISP網を経由しインターネットへ接続します。
- 従来のPPPoE接続方式と比較して、低遅延な通信が可能です。
- Master'sONE CloudWAN オーバーレイタイプをお申し込みせず、インターネット接続サービスのみをご契約いただくことはできません。
-
Master'sONE CloudWANオーバーレイタイプとの組み合わせ利用
- IPv6ネットワークにエッジ装置間でIPv6 Dプレーントンネルを確立させ、そのトンネル内をIPv4通信が流れることにより、低遅延なエッジ装置間の通信をご利用いただくことができます。
- 低遅延なIPoEインターネット回線にて、ローカルブレイクアウトやSD-WAN機能を併用できます。
- IPv6ネットワークにエッジ装置間でIPv6 Dプレーントンネルを確立させ、そのトンネル内をIPv4通信が流れることにより、低遅延なエッジ装置間の通信をご利用いただくことができます。
- 本サービスでは、Master'sONE CloudWAN オーバーレイタイプとの組み合わせにより、以下のサービス構成にてご利用いただきます。
提供メニューと、機能概要
サービスメニュー | InfoSphere IPoEインターネットサービス | |
動的IPコース 標準プラン | 動的IPコース ポート拡張プラン | |
IPv4 グローバルアドレス |
動的IP ※弊社が指定します。お客様によるIPアドレスの指定はできません。 |
|
利用可能なポート数 |
1024 | 12800 |
推奨端末数(目安) | 10台未満 | 100台未満 |
通信制御 |
転送量超過による通信制御:200GB/3日間、 |
|
CloudWAN 組み合わせ時のMTU |
1372 | |
宅内DS-Lite終端装置 |
別表を参照ください |
|
アクセス回線 | 別表を参照ください | |
最低利用期間 | 3か月 | |
ホームゲートウェイ 設定変更 |
不要 |
必要 (詳細はこちらを参照ください) |
用語
IPoE |
NTT東日本、NTT西日本が提供する「フレッツ」を用いた 従来のPPPoE方式では、IPv4インターネットに通信する際に IPoE方式でのIPv6通信では遅延や混雑が発生しにくい仕組みになっています。 |
DS-Lite |
IPv6ネットワークにIPv4 over IPv6の技術を用いることで、 NGN網を利用しながら、IPv4インターネットに接続できる通信方法です。 |
VNE登録 |
「フレッツ」または光コラボレーション回線を 回線ID(CAF***)と、アクセス回線キーが必要となります。 |
Cプレーントンネル / Dプレーントンネル |
以下のマニュアルを参照ください。 |
インターネットブレイクアウト / ローカルブレイクアウト / リモートブレイクアウト |
以下のマニュアルを参照ください。 |
ハイブリッドWAN |
以下のマニュアルを参照ください。 |
DNSサーバ |
お客様端末がインターネットと通信するための名前解決を行うサーバです。 通信キャリアが提供する場合や、お客様ご自身で社内サーバの名前解決も |
CloudWAN オーバーレイタイプと、InfoSphere IPoEインターネット接続との組み合わせ
お申し込み方法、設定方法については、以下のマニュアルを参照ください。
コントロールパネル(オーバーレイタイプ):インターネットバンドル(InfoSphere IPoEインターネットサービス 動的IPコース 標準プラン/ポート拡張プラン
- エッジ装置間(以下、拠点間と呼ぶ)にて、Dプレーントンネルは、「IPv4トンネル」と「IPv6トンネル」の2種類を確立します。
- 拠点間の通信ではIPv6トンネルを優先的に使用させるために、ハイブリッドWAN機能に設定が必要です。
ハイブリッドWAN機能を設定していない場合は、IPv4トンネルとIPv6トンネルの両者をロードバランスして使用します。 - Dプレーントンネルが確立される経路
- IPv6トンネル: 対向となる拠点が同地域か別地域かによって経路が異なります。
- IPv4トンネル: 対向拠点のエリアによらず、IPv4インターネットを経由します。
- IPv4またはIPv6 Dプレーンンネルの障害による通信断が発生した場合の動きは以下の通りです。
IPv4 Dプレーントンネルが 切断されたとき |
拠点間の通信では継続してIPv6トンネルを使用し、 障害回復後もIPv6トンネルを使用します。 |
IPv6 Dプレーントンネルが 切断されたとき |
拠点間の通信は自動的にIPv4トンネルの使用に切り替わり、 障害回復後は自動的にIPv6トンネルに切り戻ります。 |
- インターネットブレイクアウトは、お客様自身が設定されたインターネットブレイクアウトポリシーをもとに、特定のトラフィックがIPv4インターネットへローカルブレイクアウト、リモートブレイクアウトします。
ローカルブレイクアウトは、「フレッツ」網(NGN網)からISP網内終端装置を経由し、IPv4インターネットへ通信します。
リモートブレイクアウトは、デフォルトルート経路(0.0.0.0/0)を持つ拠点のLAN側のIPv4インターネットへ通信します。 - お客様通信としては、IPv6インターネットのご利用はできません。
通信条件・制約
- CloudWANオーバーレイタイプ ISPバンドル拠点と(InfoSphere IPoEインターネットサービス 動的IPコース)、その他インターネット回線をご利用したオーバーレイタイプ拠点とは、同一ネットワークでの併用が可能です。
- セキュアパッケージタイプとの併用でご利用いただくことはできません。
- 「アクセス回線:お客様手配」の場合のみ、ひかり電話が併用可能です。
「アクセス回線:ファイバーラインバンドル」の場合には、ひかり電話との併用はできません。 - エッジ装置のDNSの問い合わせ先はホームゲートウェイ宛となっており、ホームゲートウェイのDNSの問い合わせ先がISPのIPv6 DNSサーバ宛となっております。
留意事項
- ハイブリッドWANポリシーとインターネットブレイクアウトポリシーの設定については以下のマニュアルを参照ください。デフォルトルート拠点ありとなしでポリシーの入れ方が異なるため、ご注意ください。
-
セキュアパッケージタイプとは異なり、InfoSphere IPoEインターネットサービスは閉域網ではございません。
異なるリージョン間のDプレーントンネル内の拠点間通信はDTLSで暗号化されていますが、IPv6インターネットを通過いたします。
-
IPv4通信が切断された場合はCプレーントンネル断となり、IPv6通信が可能であってもDプレーントンネルを利用した通信が48時間後に切断されます。
利用規約
本サービスはMaster'sONE利用規約だけではなく、ISPバンドルとして提供するInfoSphereサービスの利用規約および特約が適用されます。InfoSphereの利用規約および特約は、以下のとおりです。
- InfoSphere利用規約
-
『InfoSphere 利用規約』に関わるMaster'sONE CloudWAN オーバレイタイプセット販売メニュー特約
- 最低利用期間は利用開始日の翌月を1か月目とし、3か月間になります。
- 標準プラン/ポート拡張プランのプラン変更はできません。
廃止申込、新規申込にて、利用するプランを切り替えていただくようお願いいたします。
廃止申し込みから新規申し込み完了までの間、通信断が発生いたします。
アクセス回線と、ホームゲートウェイ
アクセス回線、および付随するホームゲートウェイは以下のご提供方式がございます。
回線 | ホームゲートウェイ | |
お客様手配 | お客様にてご用意いただいた、 「フレッツ」または光コラボレーション回線 |
お客様にてご用意いただいた弊社指定機種のホームゲートウェイ |
ファイバーライン バンドル |
弊社がご提供する光コラボレーション回線 | 弊社がご提供する光コラボレーション回線と併せてご提供する 弊社指定機種のホームゲートウェイ |
対応するアクセス回線の種類
「アクセス回線:回線お客様手配」時に、ご利用可能なアクセス回線
- 本サービスをご利用になる回線には、NTT東日本・NTT西日本または光コラボレーション事業者が提供する「フレッツ・v6オプション」の付与が必要です。
NTT西日本エリアにおいては、追加でNTT西日本へお申込みいただく必要がございますので、ご留意ください。 - 他のVNE事業者に登録されていないアクセス回線のみ、ご利用可能です。
ご利用されるアクセス回線が、他のVNE事業者に登録済みの場合、他のVNE事業者での登録を削除いただいた後、改めてMaster'sONE CloudWAN オーバーレイタイプの拠点登録をお申し込みください。 - 「24時間出張修理オプション」「ひかり電話」は利用可能です。
- ひかり電話をご利用の際は、必ずCloudWAN エッジ装置をひかり電話対応ルータの配下に設置ください。
- いずれの回線種別でも、通信制御は同様に適用されます。
NTT東日本エリア | NTT西日本エリア |
「フレッツ 光ネクスト」 プライオ 「フレッツ 光ネクスト」 ビジネスタイプ 「フレッツ 光ネクスト」 ギガファミリー・スマートタイプ 「フレッツ 光ネクスト」 ファミリー・ギガラインタイプ 「フレッツ 光ネクスト」 ファミリー・ハイスピードタイプ 「フレッツ 光ネクスト」 ファミリータイプ 「フレッツ 光ライト」 ファミリータイプ 「フレッツ 光ネクスト」 ギガマンション・スマートタイプ 「フレッツ 光ネクスト」 マンション・ギガラインタイプ 「フレッツ 光ネクスト」 マンション・ハイスピードタイプ 「フレッツ 光ネクスト」 マンションタイプ 「フレッツ 光ライト」 マンションタイプ |
「フレッツ 光ネクスト」 ビジネスタイプ 「フレッツ 光ネクスト」 ファミリー・スーパーハイスピードタイプ 隼 「フレッツ 光ネクスト」 ファミリー・ハイスピードタイプ 「フレッツ 光ネクスト」 ファミリータイプ 「フレッツ 光ライト」 ファミリータイプ 「フレッツ 光ネクスト」 マンション・スーパーハイスピードタイプ 隼 「フレッツ 光ネクスト」 マンション・ハイスピードタイプ 「フレッツ 光ネクスト」 マンションタイプ 「フレッツ 光ライト」 マンションタイプ |
※「フレッツ光クロス」はCloudWANサービスでご利用いただけますが、PPPoEによるZTPは非対応となります。
「アクセス回線:ファイバーラインバンドル」時に提供するアクセス回線
- 弊社光コラボレーション回線をご提供する際には、以下「フレッツ」相当の回線より
お客様ご利用場所で敷設可能な品目の内、上位のメニュー相当の回線を手配いたします。 - いずれの回線種別でも、通信制御は同様に適用されます。
NTT東日本エリア | NTT西日本エリア |
「フレッツ 光ネクスト」 ファミリー・ギガラインタイプ 「フレッツ 光ネクスト」 ファミリー・ハイスピードタイプ 「フレッツ 光ネクスト」 ファミリータイプ 「フレッツ 光ライト」 ファミリータイプ 「フレッツ 光ネクスト」 マンション・ギガラインタイプ 「フレッツ 光ネクスト」 マンション・ハイスピードタイプ 「フレッツ 光ネクスト」 マンションタイプ 「フレッツ 光ライト」 マンションタイプ |
「フレッツ 光ネクスト」 ファミリー・スーパーハイスピードタイプ 隼 「フレッツ 光ネクスト」 ファミリー・ハイスピードタイプ 「フレッツ 光ネクスト」 ファミリータイプ 「フレッツ 光ライト」 ファミリータイプ 「フレッツ 光ネクスト」 マンション・スーパーハイスピードタイプ 隼 「フレッツ 光ネクスト」 マンション・ハイスピードタイプ 「フレッツ 光ネクスト」 マンションタイプ 「フレッツ 光ライト」 マンションタイプ |
対応するホームゲートウェイ機種
対応機種 | |
NTT東日本 | PR-600KI / PR-600MI / RX-600KI / RX-600MI PR-500KI / PR-500MI / RT-500KI / RT-500MI / RS-500KI / RS-500MI |
NTT西日本 | PR-600KI / PR-600MI / RX-600KI / RX-600MI PR-500KI / PR-500MI / RT-500KI / RT-500MI |
ホームゲートウェイの手配
アクセス回線の手配方法により異なります。
アクセス回線 | ホームゲートウェイの手配方法 |
お客様手配 | お客様にて、NTT東日本、NTT西日本より対応するホームゲートウェイをご手配ください。 |
ファイバーライン バンドル |
CloudWANオーバーレイタイプの拠点お申し込みにて、ファイバーラインバンドルをお申し込みいただくことで、 自動的にONU一体型ホームゲートウェイをご用意いたします。 ファイバーラインの回線工事日に併せて、NTT作業員により設置いたします。 ※上記対応機種から、NTTにて機種を持参いたします。機種のご指定はできません。 |
DS-Liteアプリ(ホームゲートウェイ内)
ご利用可能なホームゲートウェイ機種へDS-Liteアプリがインストール、有効化されることにより、
InfoSphere IPoEインターネットサービス 動的IPコース 標準プラン/ポート拡張プランが利用可能になります。
ただし、ポート拡張プランはホームゲートウェイの設定変更が必要となります。詳細はこちらを参照ください。
ホームゲートウェイへの、DS-Liteアプリのインストール方法
CloudWAN オーバーレイタイプのお申込み時に、「ISPバンドル」をお申し込みいただくと、VNEへの登録と併せて、NGN網内よりDS-Liteアプリをホームゲートウェイに配信する手配をいたします。
アクセス回線 | DS-Liteアプリの配信方法 |
お客様手配 |
|
ファイバーライン バンドル |
|
ホームゲートウェイへの設定変更
InfoSphere IPoEインターネットサービス 動的IPコース ポート拡張プランをご利用する場合、以下の通り、ホームゲートウェイの設定変更が必要となります。アクセス回線の手配方法により手順が異なります。詳細はこちらを参照ください。
InfoSphere IPoEインターネットサービス | ||
回線 | 動的IPコース 標準プラン | 動的IPコース ポート拡張プラン |
お客様手配 |
ホームゲートウェイ設定変更 不要 |
ホームゲートウェイ設定変更 必要 |
ファイバーライン |
ホームゲートウェイ設定変更 不要 |
ホームゲートウェイ設定変更 必要 |
IPv4(DS-Lite)通信機能の有効化
デフォルトで、ホームゲートウェイ上で、DS-LiteアプリによりIPv4(DS-Lite)通信機能が有効化されています。
通常のご利用時には、IPv4(DS-Lite)通信機能は無効化しないでください。
IPv4(DS-Lite)通信機能の有効化時のPPPoE(IPv4/IPv6)
CloudWANオーバーレイと、InfoSphere IPoEインターネットサービスご利用時には、ホームゲートウェイ設定によるPPPoE(IPv4/IPv6)との併用はサポート対象外です。
「アクセス回線:お客様手配」時に、ホームゲートウェイにPPPoEの設定を行っている際には、設定を削除してください。
その他、ホームゲートウェイの設定
- 新規に敷設した回線に紐づくホームゲートウェイの場合には、設定を変更しないでください。
ただし、ポート拡張プランはホームゲートウェイの設定変更が必要となります。詳細はこちらを参照ください。 - LAN側DHCPサーバが有効化されていることを確認ください。
- お客様にて「フレッツ」およびホームゲートウェイを手配される場合、ホームゲートウェイの「ルータ機能が有効」になっているかご留意ください。
「ルータ機能が無効」の場合、DS-Liteアプリの配信が成功しません。
ホームゲートウェイのオプションである「無線LANカード」と併せてお申込みされると「ルータ機能が有効」になる傾向があります。
詳細はNTT東日本、NTT西日本へご確認ください。
IPアドレス
IPv6グローバルアドレス
InfoSphere IPoEインターネットサービスが提供するIPv6アドレスは以下の通りです。
Master'sONE CloudWAN オーバーレイタイプとの組み合わせ時には、IPv6アドレスを利用した、お客様通信のIPv6インターネットへの通信を行うことはできません。
IPv6アドレスは、拠点間通信(NTT東日本、NTT西日本エリア内のNGN折り返し通信を含む)時のみご利用可能です。
ご契約者様用IPv6アドレス
エリア | ご契約様様用アドレス |
東日本 | 2409:10::/30 |
西日本 | 2409:250::/30 |
ホームゲートウェイに付与されるIPv6プレフィックス長
お客様 ひかり電話契約 |
プレフィックス 払出方式 |
プレフィックス長 | 備考 |
あり | DHCP-PD方式 | /56 |
ひかり電話との併用は「アクセス回線:お客様手配」の場合のみご利用可能です。 |
無し | RA方式 | /64 |
IPv4グローバルアドレス
弊社が指定します。お客様によるIPアドレスの指定はできません。
ISP網内終端装置にて、1つのIPv4グローバルアドレスを複数のお客様により共用します。
ポート数
ご利用可能なポート数には制限がございます。(NAT Port Quota制限値)
Windows パソコンの場合、コマンドプロンプトから下記コマンドを入力すると1パソコンあたりの利用中ポート数(セッション数)が確認できます。
netstat -an | find /c "ESTABLISHED"
InfoSphere IPoEインターネットサービス | |||
動的IPコース 標準プラン | 動的IPコース ポート拡張プラン | ||
NAT Port Quota制限値 | TCP | 1024 | 12800 |
UDP | 1024 | 12800 | |
ICMP | 1024 | 12800 |
Master’sONE CloudWAN オーバーレイタイプとの組み合わせ時に、Cプレーントンネル/Dプレーントンネル確立のため、拠点数および回線数に応じたUDPポートを利用します。
お客さま通信にて利用可能なUDPポート数は、
上記NAT Port Quota制限値から、Cプレーントンネル/Dプレーントンネル確立に利用する以下のポート数を差し引いたUDPポート数となります。
Master'sONE CloudWAN トンネルの種類 |
利用するUDPポート数 |
Cプレーントンネル | 2 ポート |
Dプレーントンネル | 2×(対向の拠点のWANポートの数)ポート |
(例)10拠点のネットワークにおいて、全ての拠点がwan-1のみ利用し、
全ての拠点が「InfoSphere IPoEインターネットサービス 動的IPコース 標準プラン」
- Cプレーントンネル: 2ポート
- Dプレーントンネル: 2 × 9ポート = 18ポート
- 1拠点あたり、20ポートを利用するため、
お客様通信にて利用可能なUDP通信のポート数は、1024 - 20 = 1004ポート
MTU
InfoSphere IPoEインターネットサービス 動的IPコース 標準プラン/ポート拡張プランのMTU/MSSは以下の通りです。
-
InfoSphere IPoEインターネットサービスのMTU/MSS
MTU MSS IPv6 1500 1460 IPv4 1460 1420
- MTUのサイズのパケットはルータや網内設備を通過できません。エラー(ICMP)が返答されます。
- IPv4のMSSは1420Byteです。網内設備においてTCPハンドシェイクの際のMSSの値が1420byteに変更されます。
Master'sONE CloudWAN オーバーレイとの組み合わせにより、お客様宅内エッジ装置配下でご利用いただく際のMTU/MSSは以下の通りです。
-
CloudWAN オーバーレイタイプとInfoSphere IPoEとの組み合わせ時のMTU/MSS
MTU MSS IPv4 1372 1332
- InfoSphere IPoEインターネットサービスのみをアンダーレイトとしてご利用される際には、デフォルト値から変更いただく必要はございません。
- コントロールパネル「トンネルMTUの変更」により、設定を変更可能です。
DNSサーバ
お客様宅内のホームゲートウェイが参照するIPv6キャッシュDNSサーバは以下の通りです。
IPv4キャッシュDNSサーバのご提供はございません。
エリア | IPv6 キャッシュDNSサーバ | |
東日本 | 2404:1a8:7f01:a::3 | 2404:1a8:7f01:b::3 |
西日本 | 2001:a7ff:5f01::a | 2001:a7ff:5f01:1::a |
Master'sONE CloudWAN オーバーレイタイプと、InfoSphere IPoEインターネットサービスの組み合わせ時には、お客様LAN側環境に、以下のDNSサーバを設定することを推奨いたします。
DNSサーバ「1.1.1.1」については、以下の提供元事業者のサイトを参照ください。
https://www.cloudflare.com/website-terms/
インターネットへの出口 (インターネットブレイクアウト) |
DNSセキュリティの ご利用有無 |
お客様社内DNSサーバの |
設定を推奨するDNSサーバ |
・全てのインターネット通信: |
あり | あり |
お客様社内DNSサーバを設定 お客様ホスト端末へローミングクライアントインストール |
無し |
DNSセキュリティ DNSサーバを設定 お客様ホスト端末へエージェントソフトウェアインストール |
||
無し | あり |
お客様社内DNSサーバを設定
|
|
無し |
DNSサーバ「1.1.1.1」を設定
|
||
・一部のインターネット通信: ・その他のインターネット通信: |
あり | あり |
お客様社内DNSサーバを設定
|
無し |
DNSセキュリティ DNSサーバを設定 お客様ホスト端末へエージェントソフトウェアインストール |
||
無し | あり |
お客様社内DNSサーバを設定
|
|
無し |
DNSサーバ「1.1.1.1」を設定
|
通信品質
本サービスの通信速度はベストエフォートであり、品質保証は行いません。 利用者の環境(パソコンの処理能力、ハブやルータ等利用機器の機能や処理能力、 LAN ケーブルの規格、集合住宅の場合は当該建物内の伝送方式、電波の影響等)、回線の混雑状況、利用時間帯によっては通信速度が低下する事があります。
本サービスは NTT東日本・西日本が提供するフレッツサービスとの相互接続により提供するため、フレッツサービスにおけるメンテナンス、故障等により一部サービスまたは SO システムが停止する 場合があります。
本サービスの提供の用に供する電気通信設備は、 他の契約者と共用となります。 各契約者の依頼に基づく ABUSEおよびその他の対応により、 利用者の通信へ影響があった場合でも、当社は責任を負いかねますので予めご了承ください。
通信制御
本サービスでは以下の通信制御を行います。
通信制御 | 公平制御 |
大量転送通信制御の実施 | |
Windows Update(アプリケーション)のトラフィック制御 | |
OP25B | |
児童ポルノブロッキング |
公平制御
- 本サービスでは、ネットワーク公平性を確保するため、弊社が定める条件下で公平制御を実施することがあります。
- 制御実施にあたり、制御が適用される契約者への事前事後の通知はいたしません。
また、どの回線が制御対象であったかどうかお調べすることはできません。公平制御の条件、内容は次の通りです。 -
<制御条件>
- エンドユーザの通信を収容するネットワーク設備で混雑状態が発生した場合。
- 混雑状況が緩和され次第、制御は解除されます。
-
<制御内容>
- 当該ネットワーク設備に接続している利用者の内、通信量が多い利用者から順に自動的に通信を制御します。
大量転送通信制御
- 本サービスでは、ネットワークへの過大な負荷が生じるのを防ぐため、所定の転送量を超過する場合、通信を制御することがあります。
- 制御が適用される回線は品質目標の適用から除外します。通信制御の条件、内容は次の通りです。
-
<制御条件>
- 弊社ネットワーク設備にて、前日までの直近3日間あたり200GBの転送量を超過した場合。
- 測定対象は、弊社ISP網を経由するIPv6およびIPv4通信です。
- NGN網内に閉じた通信は測定対象外です。
-
<制御内容>
- 全ての回線を対象に前日までの直近3日間の転送量を測定し、弊社が定めたデータ転送量を超過した回線を対象として、当該回線のISP網を経由するIPv6およびIPv4通信を制御します。
-
トラフィック例 拠点間通信 インターネットブレイクアウト 測定対象 NTT東日本とNTT西日本のエリアをまたいだ拠点間通信
IPoEインターネット以外の回線の拠点との拠点間通信
拠点から直接通信する、
一部または全てのIPv4インターネット通信測定対象外 NTT東日本、NTT西日本の各エリア内に閉じた拠点間通信 無し
Windows Update(アプリケーション)のトラフィック制御
- 本サービスでは、良好な通信品質を確保するため、Windows Updateに係る通信は通信速度を制御することがあります。
- 弊社にて、Windows Update以外の他のアプリケーションでも制御が必要と判断した場合には、制御対象として追加する場合があります。
-
<制御内容>
- 各プランの設計帯域の一部を、Windows Update係る通信に割り当てます。ただし、割り当てる帯域は運用上変更する場合があります。
OP25B
- 迷惑メール対策として、OP25B(Outbound Port 25 Blocking)を実施します。
- メールサーバを設置する場合には、Submissionポートに対応したメールサーバをご用意頂く必要があります。
児童ポルノブロッキング
- 一般社団法人インターネットコンテンツセーフティ協会が作成した児童ポルノ掲載アドレスリストに該当するサイトの閲覧を制限します。
- エンドユーザ様が対象サイトへのアクセスを試行した際は、ブロッキングを示すメッセージを表示します。
故障、メンテナンス
以下のページから参照ください。メール通知などはございません。
品質保証(SLA)
InfoSphere IPoEインターネット接続サービスはベストエフォート型サービスとなるため、品質保証(SLA)は設けておりません。よって品質保証に基づく減額や返還は実施しません。
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