目次
はじめに
- home 5G は、株式会社NTTドコモが提供する5G通信サービスです。
- このhome 5Gおよびhome 5G HR01 は、お客様ご自身にて、お申込み・ご契約・設定いただく必要があり、CloudWANコントロールパネルからお申込みいただくことはできません。
- home 5Gおよびhome 5G HR01 の詳細につきましては、対象サービスのWebサイトをご参照ください。
- Master'sONE CloudWAN オーバーレイタイプのアクセス回線としてhome 5Gを活用することで、フレッツ未設エリアやADSLしか敷設できないエリアでも、5G/4G回線を利用し、IPv4 Dプレーントンネルを確立させ、他の拠点へ通信を行うことができます。
Master'sONE CloudWAN オーバーレイタイプについては、以下のページに概要のご説明があります。
用語
Cプレーントンネル / Dプレーントンネル |
以下のマニュアルを参照ください。 |
インターネットブレイクアウト / ローカルブレイクアウト / リモートブレイクアウト |
以下のマニュアルを参照ください。 |
ハイブリッドWAN |
以下のマニュアルを参照ください。 |
DNSサーバ |
お客様端末がインターネットと通信するための名前解決を行うサーバです。 |
CloudWAN オーバーレイタイプとの組み合わせ
基本的に他のインターネット回線と同じ機能をご利用頂けます。留意事項は以下に記載します。
- Cプレーントンネル
- 制御通信として常時Cプレーントンネル通信を行います。常時1~2kbps程度を消費します。そのためCプレーントンネルだけで約3GB~5GB/月間を消費します。
- Dプレーントンネル
- 弊社にて独自の試験を行い、以下のhome 5G + home 5G HR01との組み合わせにより、5G/4G上でDプレーントンネルを確立し、他の拠点とご利用いただくことが可能であることを確認しております。
- エッジ装置間(以下、拠点間と呼ぶ)のDプレーントンネルは、「IPv4トンネル」を確立します。
- ZTP(ゼロタッチプロビジョニング)
- 初回接続時にファームウェアアップデートが開始されます。最新ファームウェアのダウンロードのため、約1GBのファイルのダウンロード、ダウンロード後の再起動が発生します。
- WANポート設定
- home 5G HR01を接続するエッジ装置のWAN1ポートの設定は、DHCP接続を選択ください。
- home 5G HR01のMTU値は、1,500bytesとなります。CloudWANのCプレーン/DプレーントンネルMTU値は、1,372bytesを初期値としており、追加される各種ヘッダー(82bytes)を含め、home 5G HR01のMTU値である1,500bytesを下回るため、初期値のままご利用頂くことができます。
※CloudWANのCプレーン/Dプレーントンネル MTU値1372bytesに加え、ヘッダーとして82bytes追加されます。なお、82byteの内訳は、IP (20bytes) + UDP (8bytes) + DTLS (38~53bytes) + バッファ(1byte)となります。
- 上記以外
- LANポート設定や各種ポリシー設定(インターネットブレイクアウトやハイブリッドWAN等)は、他のインターネット回線と同じようにご利用頂けます。
- home 5G HR01 再起動時の動作
- home 5G HR01 再起動した場合、home 5G HR01が保持していたグローバルIPアドレスが変更になります。但し、グローバルIPアドレスが変更になった場合でも、エッジ装置のCプレーントンネル/Dプレーントンネルは、自動的に再確立します。
home 5G / home 5G HR01
home 5G 申し込み
- home 5G は、お客様ご自身にて、お申込み、ご契約いただく必要がございます。
home 5G HR01 留意事項(抜粋)
home 5Gの提供条件およびhome 5G HR01 取扱説明書は、以下を参照ください。
- home 5G 提供条件書
- home 5G HR01 取扱説明書
CloudWANオーバーレイタイプとの組み合わせ利用時に、特に気をつける必要がある留意事項をhome 5Gの提供条件書や取扱説明書から以下の通り抜粋しております。詳細は提供条件書や取扱説明書を参照ください。
- ご契約時にご申告いただく設置場所住所(home 5G)にてご利用いただけます。
- ネットワークの混雑状況により、通信が遅くなる、または接続しづらくなることがあります。また、当日を含む直近 3 日間のデータ利用量が特に多いお客さまは、それ以外のお客さまと比べて通信が遅くなることがあります。なお、一定時間内または 1 接続で大量のデータ通信があった場合、長時間接続した場合、一定時間内に連続で接続した場合は、その通信が中断されることがあります。
- home 5G HR01をLANケーブルで接続して使用中でも、Wi-Fi対応機器と合わせて同時に65台(Wi-Fi:64台/有線LAN:1台)まで接続できます。
- home 5G HR01設定時の端末は、以下のWebブラウザに対応しています。
- Windowsの場合
- Microsoft Edge 89以上※
- Microsoft Internet Explorer 11以上※
- Google Chrome™ 88以上
※対応するMicrosoft Internet ExplorerやMicrosoft Edgeのバージョンでも、ドキュメントモードが古いモードの場合は、表示が崩れることなどがあります。ドキュメントモードが最新となっているかをご確認ください。ドキュメントモードの詳細については、マイクロソフト社にお問い合わせください。
- Macの場合
- Safari 14.0以上
- Google Chrome 88以上
- Android搭載端末の場合
- Google Chrome 88以上
- iPhone/iPod touch/iPadの場合
- Safari 14.0以上
- Windowsの場合
- home 5G HR01のソフトウェアアップデートにより、エッジ装置のCプレーン/Dプレーントンネルが確立しなくなる場合がございます。
事象発生時には、home 5G HR01およびエッジ装置の再起動、またはhome 5G HR01の初期化およびNATタイプの再設定を実施ください。- home 5G HR01 ソフトウェアアップデートの詳細は以下のNTTドコモ社のマニュアルを参照ください。
https://www.docomo.ne.jp/support/product_update/hr01/
- home 5G HR01 ソフトウェアアップデートの詳細は以下のNTTドコモ社のマニュアルを参照ください。
home 5G HR01 設置場所
- home 5G の5G/4G切替時に通信が不安定または通信断が発生します。必ず電波が安定する場所に、home 5G HR01、およびエッジ装置を設置ください。
- 5Gサポートエリアについては、こちらを参照ください。
home 5G HR01 設定
- home 5G HR01の初期設定は、以下の取扱説明書を参照し、お客様にて実施ください。弊社でのサポートは実施いたしかねます。
- CloudWANと接続するため、必ずhome 5G HR01の「NAT設定変更」「APN設定変更」を行ってください。
- NAT設定変更
設定項目 |
設定変更前(初期値) |
設定変更後 |
設定 > LAN設定 > NAT > NATタイプ | Symmetric | Cone |
-
- APN設定変更
設定項目 |
設定変更前(初期値) |
設定変更後 |
設定 > モバイルネットワーク設定 > APNプロファイル設定 |
spモード |
「新規作成プロファイル」 |
-
-
- 新規作成プロファイル
プロファイル名: <任意の文字列>
APN名: spmode.ne.jp
ユーザー名: <空欄>
パスワード: <空欄>
認証方式: CHAP
IPタイプ: IPv4
IPタイプ(ローミング): IPv4
- 新規作成プロファイル
-
- home 5G HR01 初期設定、NAT変更、およびAPN変更後、CloudWAN事前チェックツールを利用して、事前通信確認を行うことを推奨致します。詳細は以下参照ください。
https://support.onewan.cloud/hc/ja/articles/360043518472
<ZTP試験ツール 実行例>
各種お問合せ先
- home5G、及びhome5G HR01のお問合せ、故障、メンテナンスについては、ドコモ社の窓口へお問い合わせください。
- CloudWANのお問合せ、故障、メンテナンスについては、以下のサポートサイトをご確認ください。
品質保証(SLA)
- home5G、及びhome5G HR01は、対象外です。
- CloudWAN オーバーレイタイプのSLAは、以下参照ください。
https://support.onewan.cloud/hc/ja/articles/360035636931
(参考)LAN側DNSサーバ
- Master'sONE CloudWAN オーバーレイタイプと、home 5G の組み合わせ時には、お客様LAN側環境の各PC端末に、以下のDNSサーバを設定することを推奨いたします。
- DNSセキュリティ(Secure Access Gateway)は、NTTPCが提供するセキュリティサービスです。詳細は、こちらを参照ください。
インターネットへの出口 (インターネットブレイクアウト) |
DNSセキュリティの ご利用有無 |
お客様社内DNSサーバの |
設定を推奨するDNSサーバ |
全てのインターネット通: |
あり | あり |
お客様社内DNSサーバを設定 お客様ホスト端末へローミングクライアントインストール |
無し |
DNSセキュリティ DNSサーバを設定 お客様ホスト端末へエージェントソフトウェアインストール |
||
無し | あり |
お客様社内DNSサーバを設定
|
|
無し |
home 5G が提供するDNSサーバ(Default Gateway)を設定
|
||
一部のインターネット通信: その他のインターネット通信: |
あり | あり |
お客様社内DNSサーバを設定
|
無し |
DNSセキュリティ DNSサーバを設定 お客様ホスト端末へエージェントソフトウェアインストール |
||
無し | あり |
お客様社内DNSサーバを設定
|
|
無し |
お客様センター拠点のインターネット回線のDNSサーバを設定 ※
|
※ドメイン名による名前解決結果をエッジ装置が学習することにより、対応する“グローバルIPアドレスのリスト”を生成します。
リストの生成には以下の(1)と(2)の条件を満たす必要があります。
(1)通信の宛先と、エッジ装置が保持するドメイン名のリストが合致する
(2)Dプレーントンネルを経由して、エッジ装置配下の端末が対象アプリケーションの名前解決を行う
(カスタムトラフィックでの指定により、名前解決の通信がブレイクアウトした場合は対象外となります)
一部のインターネット通信は、各拠点からローカルブレイクアウト、それ以外はお客様センター拠点(デフォルトルート)から通信を行う構成の場合、
ドメイン名を学習するために、オーバーレイ経由での名前解決が必要となります。
そのため、センター拠点側のインターネット回線のDNSサーバをLAN側の端末に設定する必要があります。
コメント
0件のコメント
記事コメントは受け付けていません。