インターネットオフロードゲートウェイプラン
NTTPC閉域網内からMaster’sONEのデフォルトルートを経由せず、特定のアプリケーション向けトラフィックを迂回させる機能です。通信速度は1G共用ベストエフォートのみを提供します。
インターネットオフロードゲートウェイは、セキュアパッケージタイプのテナント作成時のみお申込み可能です。作成済みのセキュアパッケージテナントへ追加、または廃止をお申込みいただくことはできません。
インターネットオフロードゲートウェイは、東西それぞれのIPoE網に1つずつございます。
- インターネットオフロードゲートウェイをご契約のお客様ごとに、オフロードGWに固定で付与されるグローバルIPが異なります。
お手数をおかけいたしますが、グローバルIPをお知りになりたい場合は、以下のフォームよりお問い合わせください。
※お問い合わせにはログインが必要です。
なお、本機能におけるアプリケーションの判定は、名前解決に基づくインターネット向け通信(グローバルIPアドレス)のみ適用されます。プライベートIPアドレス宛の通信は判定の対象外となります。
制御に対応したアプリケーションは次の通りです。
アプリケーション |
詳細 |
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Office 365 | Office Online | Word |
Excel | ||
PowerPoint | ||
OneDrive | ||
メール | ||
SharePoint | ||
Exchange | ||
ローカルにインストールしたアプリケーション |
Exchange ※以下のアプリケーションにて、動作確認済み |
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Windows Update |
利用可能な帯域に一定値の制限を設けております。 以下OSにて動作確認済み
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エッジ装置内部には、トラフィックを識別するための“ドメイン名のリスト”を保持しており、ドメイン名により対応アプリケーションを判定します。
※オフロードゲートウェイの設定を適用した際、反映までに数十秒程度のタイムラグはありますが通信断などは発生しません。
ドメイン名による判定
エッジ装置が保持するドメイン名のリストと合致する、配下の端末からの名前解決の結果を学習することにより、対応する“グローバルIPアドレスのリスト”※を生成します。
※ お客様のDNSサーバなどから、対象のドメインへの名前解決結果に、プライベートIPアドレスが応答された場合には、エッジ装置の学習は行われません。
(例)WSUS等との併用の場合
エッジ装置配下の端末が通信する際の宛先IPアドレスと合致した際に、トラフィックが迂回します。
対象のアプリケーションに含まれる、すべてのドメイン名は保持しておりません。
弊社での検証結果から、保持するドメイン名を選定しております。
アプリケーション | ドメイン名選定ルール |
Office 365 |
Microsoft社が提供する下記Webサイトから、選定ルールに則りドメイン名リストを設定しております。 ■ドメイン名リスト 選定ルール
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Windows Update |
Microsoft社が提供する下記Webサイトから、ドメイン名リストを設定しております。 Windows 11 Enterprise の接続エンドポイント - Windows Privacy | Microsoft Learn Windows 10 Version 1809 の接続エンドポイント - Windows Privacy
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図:ドメイン名による判定の仕組み
Web Proxyとの併用について
Web Proxyをご利用されている場合には、お客さま通信端末からOffice 365 および Windows Updateへの通信は、DNSへの名前解決後のグローバルIPアドレスではなく、Web Proxy向けの通信となります。
このため、インターネットオフロードゲートウェイの機能をご利用いただくことはできません。
故障時の通信迂回
インターネットオフロードゲートウェイの故障発生時には、対象のアプリケーションへの通信がMaster'sONE側のデフォルトルート経由へ迂回されます。
迂回時には2分程度の通信断が発生する場合がございます。
故障が回復した際には、対象のアプリケーションへの通信がインターネットオフロードゲートウェイ経由へ切り戻ります。
切り戻り時には30秒程度の通信断が発生する場合がございます。
※Windows、Office 365、Word、Excel、PowerPoint、OneDrive、SharePointおよびExchangeは、米国Microsoft Corporationの、米国およびその他の国における登録商標または商標です。
※その他の記載されている社名・商品名・サービス名などは、それぞれ各社が商標として使用している場合があります。
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