ルーティングポート
- LAN-IPアドレスはお客さまにより自由に設定いただくことができます。
ただし、利用できるクラス帯はクラスA、クラスB、クラスCのプライベートIPアドレスおよびお客さまが正規に申請されたグローバルIPアドレスに限定させていただきます。 - エッジ装置のLAN側で指定したネットワークアドレスの経路情報は、オーケストレーターを介して他の拠点エッジ装置に経路広告されます。LANポートを抜いただけではオーケストレーターでは削除されず、対向のエッジ装置まで経路広告します。
- オーケストレーターから経路を削除するためには、WAN側回線を抜線、または電源をOFFにしてください。
- セキュアパッケージタイプでは、LAN-1のみご利用可能です。LAN2~4は、beta版機能としてご利用可能です。
複数LANポート機能 (beta版/今後正式サポート予定)
課題
- 事業拡大によるPC端末増加や新しい業務システムの導入に伴い、既存NWセグメントが枯渇。
- サブネットマスクの変更は、複合機等の固定設定されたIPアドレスを設定変更をしなければならないため、手間がかかる。
- staticルート機能でも代替可能だが、お客様自身で別途ルータを購入、設定、管理いただくコストが増加。
解決方法
- CloudWANコントロールパネルから、LAN-2~LAN-4にNWセグメントを追加することにより、
追加の機器調達、設定情報の個別管理が不要となり、一元管理が可能。
提供機能
- Master’sONE CloudWAN セキュアパッケージタイプのみ、複数LANポートにNWセグメントを設定できる機能をbeta提供として、2020年7月によりリリースします。
- エッジ装置のLANポートは、コントロールパネルからIPアドレス/サブネットなどのIP情報を設定してください。同一のサブネットを重複することは出来ません。
- 各LANポート間の通信は可能です。
- LAN2~LAN-4に、それぞれNWセグメントを設定し、各種オプション機能も併用いただくことができます。併用可能な機能は、下表の通りです。
留意事項
-
Staticルート設定について、複数のLANポートで経路を重複設定してしまった場合は、その後設定を修正しても対象の経路について通信できない場合がございます。
重複設定をしてしまった場合は、対象のStaticルート設定について、全てのLANポートから一旦削除いただき、設定を追加したいLANポートに再設定をお願い致します。
(重複させていないStaticルートについては、削除/再設定する必要はございません。)- (例)
LAN-1にstaticルートA を設定しています。LAN-2に誤ってstaticルートA を重複設定してしまった。
その後、LAN-2から誤って設定したstaticルートA を削除したとしても、LAN-1にもともと設定していたstaticルートAに対して、設定が同期されない事象が発生し、対象staticルートAに対する通信できなくなる。
- (例)
機能名 |
セキュアパッケージタイプ |
|
ルーター機能 |
〇 |
|
× | ||
× | ||
〇 | ||
セグメンテーション |
ポート単位 |
× |
インターネット ブレイクアウト |
IPアドレスで識別 |
× |
ポート番号で識別 |
||
アプリケーション識別 |
インターネットオフロード |
|
インターネット オフロード ゲートウェイプラン |
アプリケーション識別 |
〇 |
ハイブリッドWAN |
回線品質による自動選択 |
― ※標準設定が適用 お客さまでは変更不可 |
アプリケーション選択 |
||
QoS |
IPアドレスで識別 |
× |
アプリケーション識別 |
||
〇※1 | ||
〇※2 | ||
〇 | ||
〇(SU権限のみ) | ||
〇 | ||
コントロールパネル |
各種申込み、申込み情報の閲覧や変更 |
〇 |
ネットワーク設定の変更、 |
||
各種お問い合わせや故障申告 |
||
※1:IPフィルタ機能は、同一拠点内のLANポート間の通信にも適用されます。
(例. LAN1→LAN2向けの通信にも、IPフィルタ機能は適用されます。)
※2:Ping/Traceroute機能は、LAN-1ポートのみを送信元として指定可能です。
LAN-2~LAN-4を指定した場合、LAN-1ポートを送信元とした結果が表示されます。
beta版利用時の留意事項
- Master'sONE CloudWANを契約中のお客様に対し、テスト中の一部または全部の機能(以下、「β提供サービス」と言います。)を提供いたします。beta提供サービスはMaster‘sONE CloudWANの中で提供される一部のサービスであり、Master’sONE利用規約、及び以下のMaster‘sONE CloudWAN beta提供サービス利用条件が適用されます。お客様は、本利用条件に同意した場合に限り、β提供サービスを利用することができます。
- beta提供サービスは、正式リリース前の評価版であり、beta版提供サービスの機能は無償でご利用いただけます。
- beta提供サービスが提供される機能は、コントロールパネルや本サポートサイトに「β提供サービス」の機能と表示している機能に限ります。
- beta提供サービスをご利用される際には、事前にテストしてご利用いただくことを強くお勧めしております。
- beta提供サービスは、開発中の機能であり、バグや瑕疵、誤動作など、正常に稼働できない症状等の不具合を含み得えます。当社は、その正確性・完全性・有用性・信頼性・無害性等に関していかなる保証もしないものとします。
- beta提供にかかる機能などの設定情報は、予告なく一部または全部が削除されたり、変更する場合があるものとします。
- beta提供サービスは、Master'sONE CloudWANにて提供するSLAの対象外となります。
- 随時beta提供サービスの機能を変更します。コンテンツ、サービスおよびソフトウェアは、自動的かつ予告なく変更されることがあるものとします。かかる変更は自動アップデートまたは手動アップグレードによることがあり、その結果、機能性または有用性の喪失が生じることがあるものとし、お客様は、beta提供サービスに基づき当社がかかる変更を行うこと、および法令に別段の定めがない限り当社は機能性および有用性の喪失について、責任を負わないことについて同意するものとします。
- お客様がbeta提供サービスを利用したことにより何らかの不具合、損害等が発生した場合でも、当社はこれらに対する責任(補償や賠償を含むが、これらに限られない)は一切行わないものとします。
- 当社は、設備の点検や緊急の保守・点検作業などにより、当社の判断で、いつでもβ提供サービスの一部または全部を中止することができるものとします。
- 当社は、お客様がbeta提供サービスまたはMaster‘sONEの規約に違反していると当社が判断した場合には、当社または第三者の利益を保護するために必要なあらゆる措置をとることができるものとします。
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