クラウドコネクタ ( AWS )の環境設定手順
この章では、オプション機能であるクラウドコネクタ(AWS)を利用するにあたり、AWSで必要となる設定手順を記載します。
コントロールパネルからのお申し込み方法は、クラウドコネクタ構築までの流れを参照ください。
クラウドコネクタプランで別途必要となるAWS構成要素は以下の通りです。
東京リージョンまたは大阪リージョンで利用可能です。
・インスタンス:m5.xlarge
・ストレージ: EBS 汎用SSD(GP2) 36GB
・ElasticIP: 1つ
・OS: クラウドコネクタ専用AMI
お客様AWSテナントに対して、弊社AWSテナントより専用AMIを共有致します。
そのAMIを利用し、お客様にてデプロイいただく形式になります。OS料金はございません。
※料金詳細については以下AWS公式サイトより事前確認下さい
https://aws.amazon.com/jp/ec2/pricing/on-demand/
※別途以下の料金発生についてもご留意下さい。詳細はAWSのWebページ、またはAWSご担当者様にご確認下さい。
―通信料: AWSからインターネット向け(拠点のエッジ装置等)の通信発生時に転送量に応じてGbyte単位で発生
―ElasticIP: インスタンスが起動していない際に、1時間単位で料金発生
※既に稼働しているテナントで本手順を行う場合、お客さまの現在の業務通信に影響がある場合がございます。
※恒久的な手順および動作を保障するものではございません。
※リージョンは [東京]、または [大阪] のみの対応となります。
※クラウドコネクタはジャンボフレームに対応しておりません。
クラウドコネクタの対向となる、お客さまAWSインスタンスの設定により、MTUを1500へ変更ください。
<参考URL>
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/network_mtu.html
※仮想エッジ装置用のインスタンスのお申し込みが別途必要となります。
Master'sONE CloudWAN オーバーレイタイプ クラウドコネクタプラン のご利用料金には、AWSのインスタンスご利用料金は含まれておりません。
インスタンス情報とファームウェア情報は以下のマニュアルをご参照ください。
クラウドコネクタのインスタンスとファームウェバージョン
手順の概要
AWSの設定は以下の手順で進めます。それぞれの設定手順のみ記載しておりますので、具体的な機能についてはお客さまにてご確認をお願いします。
AWS設定手順
AWSの設定は以下の手順で進めます。それぞれの設定手順のみ記載しておりますので、具体的な機能についてはお客さまにてご確認をお願いします。
ステップ1:VPCの作成
VPCのダッシュボードを開き VPCウィザードの開始 をクリックします。
特になにもせず、 選択 をクリックし次のページへ移動します。
ここではVPCの設定と付随するサブネットを1つ作成します。
( WANサブネットとして使用 ) 必要な情報を入力して、 VPCの作成 をクリックします。
VPC が正常に作成されました と表示されることを確認しましたら OK をクリックします。
VPC一覧に表示されていれば完了です。
ステップ2:サブネットの作成
画面左のメニューから サブネット をクリックします。
画面上部に表示されたメニューから サブネットの作成 をクリックします。
ポップアップ画面が表示されますので、必要事項を入力し、 はい、作成する をクリックします。
作成したサブネットが表示されていれば完了です。
ステップ3:仮想NICの作成
EC2ダッシュボードを表示させて、画面左上の サービス をクリックします。
画面のメニューから EC2 をクリックします。
画面左のメニューから ネットワークインターフェイス をクリックします。
・LAN側NICの作成
画面上部のメニューから ネットワークインターフェイスの作成 をクリックします。
ポップアップが表示されますので必要な情報を入力し、 はい、作成する をクリックします。
作成したNICが表示されていれば完了です。
また、この後の手順で使用しますので ネットワークインターフェイスID をメモしておいてください。
作成したNICの設定を修正します。
NICをチェックした状態で、 アクション をクリックしますとメニューリストが表示されますので、 送信元/送信先の変更チェック をクリックします。
ポップアップが表示されますので 無効 にチェックを入れて 保存 をクリックします。
・WAN側NICの作成
画面上部のメニューから ネットワークインターフェイスの作成 をクリックします。
ポップアップが表示されますので必要な情報を入力して、 はい、作成する をクリックします。
作成したNICが表示されていれば完了です。
また、この後の手順で使用しますので ネットワークインターフェイスID をメモしておいてください。
作成したNICの設定を修正します。
NICをチェックした状態で、 アクション をクリックしますと、メニューリストが表示されるので、 送信元 / 送信先の変更チェック をクリックします。
ポップアップが表示されますので 無効 にチェックを入れ、 保存 をクリックします。
ステップ4:ルートテーブルの編集
・LAN側サブネットの関連付け
ルートテーブルの関連付け設定の変更を行っていきます。
画面左上の サービス をクリックします。
表示されたメニューから VPC をクリックします。
画面左のメニューから ルートテーブル をクリックします。
この時点で2つルートテーブルが作成されていますので、メインのルートテーブルをLAN側として使用します。
メインのルートテーブルを選択します。
画面下部にルートテーブルのメニューが表示されますので サブネットの関連付け タブを選択します。
そして次に 編集 をクリックします。
先程作成した LAN側サブネット にチェックを入れ、 保存 をクリックします。
LAN側サブネットが関連付けられていれば完了です。
・ルーティング設定 ( デフォルトルート ) の作成
クラウドコネクタをLAN側サブネットのデフォルトGWとして利用するためのルーティングを作成します。
画面下部の ルート タブを選択し、 編集 をクリックします。
画面下部の 別のルートを追加 をクリックします。
必要な情報を入力して 保存 をクリックします。
作成したルーティングが表示されていれば完了です。
なお、この時点ではステータスにブラックホールと表示されますが、設定として問題はありませんのでそのまま進めてください。
ステップ5:ElasticIPの設定
・ElasticIPの取得
画面左上の サービス をクリックします。
画面のメニューから EC2 をクリックします。
画面左のメニューから Elastic IP をクリックします。
画面上部のメニューから 新しいアドレスの割り当て をクリックします。
割り当て をクリックします。
新しいアドレスのリクエストが成功しました と表示されれば完了です。閉じる をクリックしてください。
ElasticIP一覧画面に戻りますので、先程割り当てたIPを選択して、アクションをクリックしてください。
・ElasticIPの関連付け
ポップアップが表示されますので、 アドレスの関連付け をクリックします。
必要なパラメータを入力して、関連付け をクリックします。
新しいアドレスの関連付けが成功しました と表示されれば完了です。
閉じる をクリックして終了します。
ステップ6:インスタンスのデプロイ
事前にクラウドコネクタ構築までの流れを参照し、「ステップ6:トークンを参照し、仮想エッジをサーバーへデプロイ」までの手順を完了させてください。
画面左上の サービス をクリックします。
画面のメニューから EC2 をクリックします。
画面中段の インスタンスの作成 をクリックします。
画面左のメニューから マイAMI をクリックします。
画面左のメニューの 自分と共有 にチェックを入れますと、CloudConnector-m5-*.*.* が表示されるので 選択 をクリックします。
* の部分には最新のバージョン番号が入りますので、最新のAMIを選択してください。
画面を下にスクロールして、 m5.xlarge にチェックを入れます。
次に画面右下の 次の手順: インスタンスの詳細の設定 をクリックします。
必要なパラメータを入力します。ここでは編集が必要な箇所のみ記載しております。
※次項に続きます
まず eth0のネットワークインターフェイスに、先程作成した WAN側NIC を選択します。
次に画面を下にスクロールし、 デバイスの追加 をクリックします。
※次項に続きます
eth1に先程作成したLAN側NICを設定します。
※次項に続きます
画面左下の 高度な詳細 をクリックして、テキストで にチェックが入っていることを確認しましたら 入力欄に以下の内容を記入します。
#!/bin/bash
esi-associate “クラウドコネクタトークン”
その後、 次の手順: ストレージの追加 をクリックします。
「高度な詳細 > ユーザーデータ > テキストで」から以下の値を入力します。
#!/bin/bash
sudo ip link set ens3 mtu 1500
esi-associate ポータル上で確認したID
新しいボリュームの追加 をクリックして、ストレージを2行追加します。
次に、下記の通り設定を行い、 次の手順: タグの追加 をクリックします。
特に何も変更せず、 次の手順: セキュリティグループの設定 をクリックします。
既存のセキュリティグループを選択する にチェックを入れて、default を選択します。
その後、 確認と作成 をクリックします。
特に何も変更せず 作成 をクリックします。
ポップアップが表示されるので、 キーペアなしで続行 を選択します。
「このAMIに組み込まれた~」の注意書きにチェックを入れ、 インスタンスの作成 をクリックします。
※キーペアを設定された場合でも、仮想エッジ装置の構築が完了するとお客さまが設定したキーペアが削除されます。
インスタンスは現在作成中です と表示されれば手順は完了です。
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