本手順はご利用されているオーケストレータ基盤により操作もしくは対応が異なります。
※ご利用している基盤が新旧のどちらかを確認する方法は以下のマニュアルをご確認ください。
利用しているオーケストレータ基盤の確認方法を教えてください
提供機能
目次
ルータ機能(WANで利用できる機能)
WAN-I/F
特徴
エッジ装置のWAN-I / Fは2つのポートを持ち、それぞれ独立してWAN-I / Fの設定を行うことが可能です。
DHCP接続 / PPPoE接続 / 固定IP設定 / DHCP+IPv6 の4種類の接続方式を選択可能です。
- TOPページ 「拠点」アイコン > 拠点一覧 > テナント選択 > 拠点詳細
WANポートの設定項目は次の通りです。
項目 | 値 | |
インタフェースタグ |
インタフェースタグを設定しない場合 指定なし(空白のまま) |
|
帯域 ( QoS用 ) | Qosの動作する帯域 ( 整数値 ) を指定します。 QoSを使用しない場合にも、指定された帯域以上のスループットは出ませんので、デフォルト「1 (Gb)」からの設定変更は不要です。 |
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帯域単位 ( Gb, Mb, Kb ) ( QoS用 ) | Qosの動作する帯域 ( 単位 ) を指定します。QoSを使用しない場合は設定不要です。 QoSを使用しない場合にも、指定された帯域以上のスループットは出ませんので、デフォルト「(1) Gb」からの設定変更は不要です。 |
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Speed / Duplex / Auto negotiation | WANインターフェースの種類に応じて、次の設定を実施してください。
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Auto Negotiation (on / off) | WANインターフェースのネゴシエーション設定を指定します。1つ上の項目で、auto/auto または、1000Mbps/fullの場合にon、それ以外はoffにしてください。 | |
接続方式 ( DHCP / PPPoE / IP固定 / DHCP+IPv6) | WAN側の接続方法を選択します。 |
WAN-I/F の DHCP設定
特徴
ここではWAN接続をDHCP機能で接続する設定方法について説明します。この接続形態は、ブロードバンドルーターや別回線サービスの終端ルーターがある環境の配下にエッジ装置を置く場合に利用します。
設定手順
- TOPページ 「拠点」アイコン > 拠点一覧 > テナント選択 > 拠点詳細 >WANポート更新
設定項目の設定値は以下となります。
項目 | 値 | |
インタフェースタグ |
設定しない場合 指定なし(空白のまま) |
|
帯域 ( QoS用 ) | 任意 | |
帯域単位 ( Gb, Mb, Kb ) ( QoS用 ) | 任意 | |
Speed / Duplex / Auto negotiation | 任意 | |
Auto Negotiation (on / off) | WANインターフェースのネゴシエーション設定を指定します。1つ上の項目で、auto/auto または、1000Mbps/fullの場合にon、それ以外はoffにしてください。 | |
接続方式 ( DHCP / PPPoE / IP固定 / DHCP+IPv6) | [DHCP]を指定 |
WAN-I/F の PPPoE設定
設定手順
PPPoE接続を行う場合、「WANポート更新」画面で接続方式を選択し、「PPPoEコンフィグ表示」でPPPoEの認証情報を設定する必要があります。まずは接続方法をPPPoE接続に選択する手順を説明します。
- TOPページ 「拠点」アイコン > 拠点一覧 > テナント選択 > 拠点詳細 > WANポート更新
設定項目の設定値は以下となります。
項目 | 値 | |
インタフェースタグ |
設定しない場合 指定なし(空白のまま) |
|
帯域 ( QoS用 ) | 任意 | |
帯域単位 ( Gb, Mb, Kb ) ( QoS用 ) | 任意 | |
Speed / Duplex / Auto negotiation | 任意 | |
Auto Negotiation (on / off) | WANインターフェースのネゴシエーション設定を指定します。1つ上の項目で、auto/auto または、1000Mbps/fullの場合にon、それ以外はoffにしてください。 | |
接続方式( DHCP / PPPoE / IP固定 / DHCP+IPv6) | [PPPoE]を指定 | |
PPPoEユーザー名 |
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パスワード |
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認証プロトコル ( PAP / CHAP ) |
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WAN-I/F の IP固定設定
特徴
ここではコントローラー経由でWAN接続をIP固定に設定する方法について説明します。
この接続設定は、主にwan-2を広域イーサなどの閉域網に接続する場合や、帯域保証型のインターネット回線へ接続する場合を想定しています。
※ご注意ください※
wan-1の接続方式をIP固定とする場合、「初回接続時」「故障交換時」に「ZTP ( ゼロ・タッチ・プロビジョニング )」を行う環境が必要となります。
- エッジ装置のWAN-1は、初回接続時にZTPのため、PPPoE⇔DHCPを繰り返します。
wan-1でIP固定をご利用されたい場合、PPPoEまたはDHCPによりZTPが完了した後、IP固定へ設定変更をお願いします。 - 故障交換においても、代替機接続時にZTPが必要となります。センドバック保守、オンサイト保守いずれの保守メニューをご利用になる場合にも、現地お客さま環境にてPPPまたはDHCPが可能であることが必要です。
設定手順
- TOPページ 「拠点」アイコン > 拠点一覧 > テナント選択 > 拠点詳細 > WANポート更新
設定項目の設定値は以下となります。
項目 | 値 | |
インタフェースタグ |
設定しない場合 指定なし(空白のまま) |
|
帯域 ( QoS用 ) | 任意 | |
帯域単位 ( Gb, Mb, Kb ) ( QoS用 ) | 任意 | |
Speed / Duplex / Auto negotiation | 任意 | |
Auto Negotiation (on / off) | WANインターフェースのネゴシエーション設定を指定します。1つ上の項目で、auto/auto または、1000Mbps/fullの場合にon、それ以外はoffにしてください。 | |
接続方式 ( DHCP / PPPoE / IP固定 ) | [IP固定]を指定 | |
IP固定の設定 |
IPv4アドレス |
お客さま環境に応じて、エッジ装置のWAN-I / FのIPアドレスを指定してください。 ※1 |
デフォルトゲートウェイ |
お客さま環境に応じて、エッジ装置のデフォルトゲートウェイのIPアドレスを指定してください。 ※1 | |
DNSサーバー |
お客さま環境に応じて、エッジ装置が名前解決を利用する際のDNSサーバーのIPアドレスを指定してください。 ※1 インターネットに接続するWAN-I / Fの場合、必ず指定してください。 |
※1
クラスA、クラスB、クラスCのプライベートIPアドレスおよびお客さまが正規に申請されたグローバルIPアドレスのみ指定が可能となります。
入力値としてその他の値も入力可能ですが、動作保証はしません。
WAN-I/F の DHCP+IPv6設定
設定手順
ここではWAN接続をIPoE等の回線を利用して、IPv4アドレスのDHCP機能+IPv6アドレスRA機能で、IPv4およびIPv6の2つのアドレスにて接続する設定方法について説明します。この接続形態は、IPoEが利用可能なホームゲートウェイやブロードバンドルーター、別回線サービスの終端ルーターがある環境の配下にエッジ装置を置く場合に利用します。
- TOPページ 「拠点」アイコン > 拠点一覧 > テナント選択 > 拠点詳細 > WANポート更新
設定項目の設定値は以下となります。
項目 | 値 | |
インタフェースタグ |
設定しない場合 指定なし(空白のまま) |
|
帯域 ( QoS用 ) | 任意 | |
帯域単位 ( Gb, Mb, Kb ) ( QoS用 ) | 任意 | |
Speed / Duplex / Auto negotiation | 任意 | |
Auto Negotiation (on / off) | WANインターフェースのネゴシエーション設定を指定します。1つ上の項目で、auto/auto または、1000Mbps/fullの場合にon、それ以外はoffにしてください。 | |
接続方式 ( DHCP / PPPoE / IP固定 / DHCP+IPv6) | [DHCP+IPv6]を指定 |
WAN-I/Fの設定誤りの対応(ファクトリーデフォルト)
特徴
WAN-I / F設定を実施し、ZTP接続により設定情報をダウンロードした後にWAN-I / Fの設定誤りがあり通信が出来なくなった場合(例.PPPアカウントの誤り、PPPoEで接続すべきところをDHCPで接続してしまったなど)ZTP前の初期出荷状態(ファクトリーデフォルト)に戻すことが可能です。
初期化した後は正しいWAN-I / F設定を行った後、改めてZTP接続を行ってください。
設定手順
ZTP接続後にWAN-I / F設定を変更する場合の手順は下記の通りです。
- コントロールパネルで現在登録されている該当のハードウェアの情報 ( シリアル情報 ) を確認する。 ※
- コントロールパネルで初期化のために「エッジ装置の選択解除」を実施する。
- エッジ装置本体側でF/Dボタンを押す。
- コントロールパネルで正しいWAN-I / F設定を行う。
- コントロールパネルでエッジ装置の再登録を行う。
- ZTP接続を行う。
※コールドスタンバイ、ホットスタンバイの場合
1.コントロールパネルで現在登録されている該当のハードウェアの情報(シリアル情報)を確認する。
※コールドスタンバイ、ホットスタンバイの場合
コールドスタンバイ、ホットスタンバイの場合、現在登録されているシリアル情報を事前に確認してください。後述の作業で本情報が必要となります。
- TOPページ 「拠点」アイコン > 拠点一覧 > テナント選択 > 拠点詳細 > 端末情報
2. コントロールパネルで初期化のための「エッジ装置の選択解除」を実施する。
端末情報の中にある「エッジ装置の選択解除」ボタンをクリックします。
「エッジ装置の選択解除」ボタンをクリックすると下図のようなポップアップ画面が表示されますので、「解除」をクリックしてください。
端末情報の「ステータス」が「エッジ未選択」となれば次の手順へ進んでください。
3. エッジ装置本体側でF/Dボタンを押す。
F/Dボタンを細い棒で10秒押し続けてください。この際にLEDの変化はありません。
4. コントロールパネルで正しいWAN-I / F設定を行う
設定誤りのリカバリなど設定変更が必要な場合はこのタイミングで正しく設定してください。
5. コントロールパネルでエッジ装置の再登録を行う。
- TOPページ 「拠点」アイコン > 拠点一覧 > テナント選択 > 拠点詳細 > 端末情報
エッジ装置のリストから「1」で確認した該当シリアル情報を選択してください。
選択した後、「エッジ装置の選択」の画面で「設定」をボタンを押すとエッジ装置が再登録されます。 「エッジ装置の選択」が正しく行われると、ステータスが「エッジ未接続」となります。
ステータスが「エッジ未接続」となった後、5分程度待ちますと、「接続承認」のポップアップ画面が表示されますので、その接続承認ボタンを押すとファクトリーデフォルト作業は完了となります。
6. ZTP接続を行う
エッジ装置にインターネットへ接続できる環境を接続し、ZTP接続を改めて開始してください。
コントロールパネルマニュアル:ZTP(ゼロ・タッチ・プロビジョニング)をご確認ください。
留意事項
- ファクトリーデフォルトを実行した場合、コントロールパネルにはそのまま設定が残ります。そのため、ZTP前に正しい設定に変更してください。
- 「エッジ装置の選択解除」時にはオーケストレーターからエッジ装置の関係が切断されるため、通信断が発生します。ご注意ください。
WAN-I/Fの設定変更の手順
留意事項
- 一度WAN-I / Fを設定した後にオンライン状態で、WAN-I / Fの接続方式を変更することが出来ます。
( 例. DHCP⇒PPPoE 又は PPPoE ⇒ IP固定 ) - 一度WAN-I / Fを設定した後にオンライン状態で、WAN-I / Fの接続方式を変更した場合、オーケストレーターより設定情報がダウンロードされます。設定変更が反映されるまで数十秒かかる場合があります。
- 正しく設定がダウンロードされると、WAN設定変更 ( 例.DHCP接続⇒PPPoE接続 ) 後に、同期状態がDOWNになります。それまでは回線やケーブルの抜去はしないでください。
- ダウンロード中にオンラインのWANポートのケーブルや回線を抜去すると正しく設定が反映されないことがあります。その場合はファクトリーデフォルトにより初期化し、ZTP接続で改めて設定をダウンロードしてください。
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