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OSPF設定
エッジ装置のLAN側でOSPFによるダイナミックルーティングを利用したい場合に設定します。
なお、LAN-IPアドレスは事前に設定しておく必要があります。本手順はLAN-IPアドレス設定後の手順について説明します。
- TOP画面 > 拠点 > テナント選択 > 対象テナントを選択 > 対象拠点名を選択 > LANポート画面[LAN-I/Fの編集ボタン] > [Port作成] > [OSPF]
設定項目の設定値は以下となります。
項目 | 値 | |
パスワード | OSPFネイバーの認証パスワードです。 パスワード設定を行う事で、認証が有効化されます。 |
|
コスト | OSPFのcost値です。 | |
Dead Interval | DeadインターバルはHelloパケットを受信できない状態になってから OSPFネイバーがダウンしたとみなすまでの時間です。 |
|
OSPFを有効化 | LAN-I/F向けのOSPFプロセスを起動します。 | |
Hello Interval | Hello送信の再送間隔です。 | |
Retransmit Interval | LSA送信に対するACK未受信時の再送間隔です。 | |
Distribution List | Action | Permit: ルートフィルタ動作 許可 Deny: ルートフィルタ動作 拒否 |
Prefix | 利用ネットワークアドレス サブネットマスクを含めて入力 | |
Ge | 省略可能な設定。ge値の指定。 | |
Le | 省略可能な設定。le値の指定。 |
パラメータ値
パスワード
設定値:[パスワード文字列のテキスト]
認証タイプ1の平文認証用の文字列を入力します。
空白時は認証無しとなり、パスワード設定を行う事で認証が有効化されます。
コスト
設定値:cost値の数値
OSPFのcost値を設定します。デフォルトでは1となります。
Dead Interval
設定値:Dead Interval値の数値
OSPFのDead Interval値を設定します。デフォルトでは40秒となります。
OSPFネイバー同士で、HelloインターバルとDeadインターバルは完全に一致している必要があります。
OSPFを有効化
設定値:[チェックボックスに チェック / チェックしない]
チェックボックスを選択した場合:OSPFが有効となります。
チェックボックスを選択しない場合:OSPFが無効となります。
Hello Interval
設定値:Hello Interval値の数値
OSPFのHello Interval値を設定します。デフォルトでは10秒となります。
OSPFネイバー同士で、HelloインターバルとDeadインターバルは完全に一致している必要があります。
Retransmit Interval
設定値:Retransmit Interval値の数値
OSPFのRetransmit Interval値を設定します。デフォルトでは5秒となります。
この値を変更する場合、変更したインターフェースと隣接する機器でも同じ値にすることを推奨します。
Distribution List
Distribution Listは番号順に条件を参照していきます。条件の順番は変更可能です。
60個まで設定可能です。
Action
設定値:[permit / deny]
条件に合致した際の動作を選択します。
Distribution Listは、最後の条件に「暗黙のDeny」があるため、基本的にdenyは利用しません
Prefix
設定値:ネットワークアドレス / プレフィックス長のテキストの指定
他の拠点エッジ装置と通信を行う、OSPFネイバールーター配下のネットワークセグメントをここで指定する必要があります。
対象のネットワークアドレス / プレフィックス長を指定します。geやleを指定しない場合には一致するサブネットのみ有効になります。
例:172.16.0.0 / 16(左記の設定値の場合、172.16.0.0 / 16のみとなります)
ge
設定値:プレフィックス長のテキスト
「以上」を示します。「prefix」で指定した条件に合致した上で、プレフィックス長が、以上の経路を対象とします。
例:24 ( 仮にprefix:172.16.0.0 / 16を指定し、ge:24を指定した場合、172.16.0.0 / 24、172.16.1.0/24、172.16.0.0/25 など ( 172.16.0.0 / 16は含まれない ) )
le
設定値:プレフィックス長のテキスト
「以下」を示します。「prefix」で指定した条件に合致した上で、プレフィックス長が、次の経路を対象とします。
例:24 ( 仮にprefix:172.16.0.0 / 16を指定し、ge:20、le:24を指定した場合、172.16.0.0 / 20、172.16.16.0 / 20、172.16.0.0/24など ( 172.16.0.0 / 16は含まれない ) )
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