ここではセキュアパッケージタイプ スタンダードプラン ホットスタンバイの申し込み方法、設定方法について説明します。
お申込み方法
1. 契約情報登録(拠点)への画面遷移
以下のいずれかの方法にて、≪契約情報登録(拠点)≫画面を開いてください。
a) 拠点一覧画面から拠点登録ボタンを押す。
b) トップ画面の左側部のメニューから拠点登録ボタンを押す。
2. ≪契約情報登録(拠点)≫での拠点申込
- 「顧客ID」、「テナントID」を選択してください。
- 「サービスプラン・エッジ装置構成」で「スタンダードプラン・ホットスタンバイ(有償オプション)」を選択してください。
- 残りの入力項目は「スタンダードプラン・スタンダードタイプ」と同じになります。
画面の指示に従って入力してください。
留意事項
- 回線オプションについては「ファイバーラインバンドル (有償オプション) 」のみ選択可能です。
- 主回線, 副回線の回線種別は「ビジネス向け」と「戸建て向け」で固定となります。
- 構内ルート調査, 回線工事希望日時については主回線, 副回線共通で第一〜第三希望日まで投入可能です。
設定手順
セキュアパッケージのホットスタンバイ構成の設定は次の手順となります。本設定手順は、お申込頂いた拠点に2回線(主回線、副回線)が開通後に実施ください。
- 「エッジ装置の選択」でPrimaryとSecondaryをそれぞれ選択する
- WAN側のI/F接続設定を実施する
- LAN側のVRRP以外の設定(Primaryのみ)を実施する
- LAN側のVRRP設定(Primaryのみ)を実施する
- ZTP接続を行う
1.「エッジ装置の選択」でPrimaryとSecondaryをそれぞれ選択する
Primary側の「エッジ装置の選択」を行うため、拠点詳細画面へ遷移します。
- TOP画面 > 拠点 > テナント選択 > 拠点一覧 > 対象拠点名を選択 > 拠点詳細 デバイスタブ
手元に配送された2台のエッジ装置(ここでは説明のために各エッジ装置を(a)(b)と説明します)の中から1つを選び、エッジ装置(a)の底面のシリアルを確認します。
確認したエッジ装置(a)は、Primary側として機能させるため、開通済みの主回線をエッジ装置(a)のWAN-1ポートに接続し、電源ONしてください(起動には10分かかります、10分後に次の手順へ進んで下さい)
以下の方法により、エッジ装置の選択モーダルを開きます。
- TOP画面 > 拠点 > 拠点一覧>対象拠点名を選択 > 拠点詳細 デバイスタブ>「エッジ装置の選択」ボタン> エッジ装置の選択モーダル
コントロールパネルにて、Primary側の「エッジ装置の選択」から、先ほど選んだエッジ装置(a)のシリアルをプルダウンから選択します。
同様に、Secondary側も「エッジ装置の選択」を行います。
Secondary用のエッジ装置(b)は、副回線をエッジ装置(b)のWAN-1ポートに接続し、電源ONしてください(起動には10分かかります、10分後に次の手順へ進んで下さい)
デバイスタブの右上にあるPrimary / SecondaryボタンからSecondary側を選択し、「エッジ装置の選択」から、もう一方のエッジ装置(b)のシリアルをプルダウンから選択します。(LANポートの表示がない方がSecondary側となります)
Primary / Secondaryの切り替えは、以下の方法で行います。
- TOP画面 > 拠点 > 拠点一覧>対象拠点名を選択 > 拠点詳細 デバイスタブ > Primary / Secondaryボタン
これでそれぞれのエッジ装置でPrimaryとSecondaryがオーケストレーター上で選択されたことになります。
2.WAN側のI/F接続設定を実施する
WAN側のI / F接続設定は、「コントロールパネル(セキュアパッケージタイプ):ルーター機能 (WANで利用できる機能) 」を参照ください。
なお、回線に接続するWANポートは、Primary(wan-1のみ)とSecondary(wan-1のみ)をどちらも設定する必要があります。
3.LAN側のVRRP以外の設定(Primaryのみ)を実施する
LAN側のI / F接続設定は、以下のページを参照ください。
この際に設定できるのは、Primary側のエッジ装置のLAN側の設定のみとなります。
Secondary側のLAN-IP設定は、「LANインターフェースのセカンダリIPアドレス」で設定することができます。
それ以外の設定内容は、VRRP設定をPrimary側で有効化すると、自動的に引き継がれ、同一の設定を利用します。
以下の方法により、LANポートモーダルを開きます。
- TOP画面 > 拠点 > 拠点一覧>対象拠点名を選択 > 拠点詳細 デバイスタ> LANポート>Port追加ボタン> LANポート作成モーダル
項目 |
値 |
ネットワーク選択 |
所属するネットワークを指定します。セキュアPKGのホット構成の場合、固定値となります |
LANネットワークアドレス / サブネットマスク |
利用ネットワークアドレス サブネットマスクを含めて入力 |
LANネットワークのサブネットマスク値 |
利用ネットワークのサブネットマスクの値を入力 |
LANインターフェースのプライマリIPアドレス |
Primaryのエッジ装置のLAN側 I / FのIPアドレスを入力 |
LANインターフェースのセカンダリIPアドレス(VRRP有効時に指定します。) |
Secondaryのエッジ装置のLAN側 I / FのIPアドレスを入力 |
4.LAN側のVRRP設定(Primaryのみ)を実施する
設定項目の設定値は以下となります。
項目 |
値 |
VRRPの有効化 |
VRRP機能を有効化するフラグです。 |
キープアライブ間隔 |
切り替わり判定の状態確認の監視インターバルです。 |
Preemptモードの有効化 |
切り替わりからの切り戻り動作の自動実施のフラグです。 |
仮想ゲートウェイのIPアドレス |
VRRPで使用する仮想のLAN-IFのIPアドレスです。 |
VRRPグループID |
VRRPで使用するグループIDです。 |
パラメータ値
VRRPの有効化
設定値:[チェックボックスに チェック / チェックしない]
チェックボックスを選択した場合:VRRP機能が有効化(本プランでは必ず選択してください)
チェックボックスを選択しない場合:VRRP機能が無効化
キープアライブ間隔
設定値:キープアライブ間隔のテキスト(秒)
VRRPで切り替わり判定の状態確認の監視インターバルです。デフォルト値は10秒となります。
10秒間隔で監視し、3回NGとなった場合に切り替わります(10秒と設定した場合には切り替わり時間は30秒)
検知する切り替わり条件は、「アクセス回線の障害」「LAN I/FのLinkDown」「エッジ装置の電源断」となります。
例:10(秒)
Preemptモードの有効化
設定値:[チェックボックスに チェック / チェックしない]
チェックボックスを選択した場合:Primary復旧時に自動的に切り戻ります。切り戻りの際には対象のトンネルが再構成されるため、通信断が発生します。
チェックボックスを選択しない場合:Primary復旧時には切り戻りません。
仮想ゲートウェイのIPアドレス
設定値:仮想LAN-I / Fで利用するIPアドレスのテキスト
エッジ装置のLANIP設定で設定したネットワークセグメント内で利用していないIPアドレスを指定してください。
例:192.168.3.1(プライマリLAN-IP:192.168.3.2、セカンダリLAN-IP:192.168.3.3である場合)
VRRPグループID
設定値:グループIDのテキスト
VRRPのグループを1つ指定します。なお、このIDはエッジ装置配下のLANのネットワークセグメントでユニークである必要があります。ただし、他の拠点にもホットスタンバイがある場合、自拠点のVRRPグループIDの値が、他の拠点のVRRPグループIDと重複しても問題ありません。
例:1
5.ZTP接続を行う
ZTP接続は、「コントロールパネル(セキュアパッケージタイプ):ZTP ( ゼロ・タッチ・プロビジョニング )」を参照ください。
以上、VRRPの設定は完了です。
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